おはようございます。ここ、吉野梅郷は、本格的な、雨が、降り続く、朝と、なっています。濃くなった、木々の、葉に、降り注ぐ、雨の、光景を、見ていると、梅雨の、季節近し、そんな、思いにも、なつてきます、今年は、季節の、移ろいが、速いように、思えます。案外、5月末には、「梅雨に、入った、模様です。」、そんな、天気予報士の、言葉が、飛び込んで、くるかも、知れません。

 羽村市史を、贈って、いたたできました。2年前にも、市史を、頂きましたが、資料編ということで、関係の、ある、部分だけ、目を、通して、後は、必要が、ある時のみ、活用していたのですが、今回は、通史と、いうことで、特に、興味ある、中世から、順に、読み進めています。予定では、近代まで、読み通そうと、思って、います。この、羽村市史、かなり、編集過程で、工夫が、凝らされた、市史だと、まだ、全部は、通して、読んでは、いないのですが、思わされました。言葉を、変えれば、既刊されている、他市の、市史(誌)を、深く、読み込み、その、上で、より、市民を、意識して、大変、分かり易く、纏められて、いると、思われるのです。市史(誌)と、云えば、どうしても、大仰に、なりがちで、どの、市町村の、ものも、500ページを、越える、ものが、多いと、思われます。内容も、かなり、専門的な、ものが、多く、難しい、内容の、本と、いう、イメージを、持たれる、ものが、多いかと、思われるのですが、今回の、羽村市史は、それらの、見方を、見事に、覆し、分かり易く、親しみ易い、内容と、して、纏められていると、思えます。歴史読本として、手軽に、手に、取ることが、できるのでは、ないのでしょうか。具体的な、例を挙げれば、平将門伝説が、地図と、図表を、もって、紹介されて、いる、点や、清戸三番衆状に、記されて、いる、武士たちが、表や、地図を、以て、紹介されて、いる、点などです。平将門伝説で、云えば、特に、私めに、とっては、それらの、伝説の、地図表記は、大変、興味深い、ものと、なりました。以前に、得ていた、知識を、確認できる、史料と、なりました。現地への、興味も、深まって、きます。中世以後の、内容も、期待が、持てそうです。

 市町村史は、幾つかの、市町村の、ものを、併せて、読んでいくと、私めで、云えば、青梅地方周辺の、ある、時代の、歴史が、見えてきますね。私め、青梅地方の、中世や、近世を、知るために、青梅市史、八王子市史、清瀬市史、久留米市史、東村山市史、羽村市史、埼玉県所沢市史、埼玉県入間市史、奥多摩町誌、日の出町史に、纏められている、中世や、近世に、ついて、目を通して、きました。例えば、「清戸三番衆状」という、北條氏照の、「軍勢招集令状」とも、云われる、史料など、奥多摩町誌以外の、市町史には、取り上げられて、いるのですが、その、記述については、史料の、研究が、ほぼ、尽くされて、いるためか、ほとんど、差異は、ないと、云っても、良いえかと、思われます。ただ、市町村の、それぞれの、事情や、執筆者の、弱冠の、解釈の、違いから、読み取れる、記述内容には、大変、興味を、惹かれる、ものが、あります。幾つかの、市町村史(誌)を、読む、楽しみの、一つです。

 平成や、令和に、入り、市史を、新たに、刊行したり、あるいは、増補改訂版を、出した、市町村が、かなり、多く、見受けられます。青梅市で、云えば、昭和40年代に、刊行された、「定本青梅市史」は、平成7年に、「増補改訂版 青梅市史上・下」2巻として、刊行されるに、至っています。内容的には、「定本青梅市史」の、内容を、引き継ぐ、形で、刊行されているとのことですが、読みやすく、なっているように、思えます。年代が、新しくなれば、なるに、つれて、編纂の,仕方にも、工夫が、見られるように、なって、きていると、思います。増補・改訂版とした、最新の、ものを、読むことを、お薦めします。ただ、昭和40年代に、刊行された、「定本青梅市史」は、この手の、著書の、中では、名著と、云われて、いるそうです。ご興味の、ある、方は、是非、こちらの、方も、読むことを、お薦め、します。

 

もったいない読書から 金言抄 鷗外全集 (岩波書店 刊)から 13

  1.  人間といふものは さふいふものだよ。信ずると同時に疑っても見る
  2.  人の生涯なぞは 時によっては一番大事なものではない
  3.  犯罪者と英雄とは 容易に区別せらるべきものではない
  4.  何でも藝術作品は 誰の作とも、どうして出來た作とも思はずに、作其物とぴったり打附(ぶつ)かって 其時の感じを味ひたいのです
  5.  わたくしの出す物なら 製作でも翻訳でも それで人が何にも感じてくれなければ それで宜しいのです