おはようございます。ここ、吉野梅郷は、昨晩の、トタン屋根を、激しく、叩き、続けたような、大降りの、雨も、納まり、現在は、霧雨が、豊かに、繁りつつ、ある、楓や、欅の、若葉に、降り注いで、いる、朝と、なっています。眼前の、欅の、若葉など、雨滴の、重さの、ためでしようか、房状に、垂れ下がって、いる、ものも、見受けられます。欅、楓、柿、梨、そして、銀杏などの、霧雨を、受け、静かに、その、存在感を、示している、周囲の、若葉の、色彩に、明らかに、新緑の、季節が、到来していることを、覚えさせられます。心躍らせた、桜の花の、季節は、あっという間に、過ぎ去って、いって、しまったかのように、思えます。特に、今年は、そんな、思いを、強く、しました。あっと、いう間に、開花し、あっと、いう間に、姿を、消していた、と言ったら、よいのでしょうか。それでも、あるいは、それだからこそ、と言ったら、良いのでしょうか。桜の花に、寄せる、思いは、既に、来年の、開花時期へと、飛んでいます。百花の、中でも、これほど、存在感を、示す、花は、ありません。その、存在感は、長い、歴史の、時間と、共に、流れ、続けます。なんとも、不思議な、存在の、花です。

 昨日は、体調も、戻り、野菜苗の、植えつけを、行う、ことが、できました。ミニトマト(アイコ)苗6本、桃太郎という、品種の、普通の、大きさの、トマト苗6本、茄子苗6本、胡瓜苗6本、シシトウ苗3本、唐辛子苗3本、そして、ベニアカリという、薩摩芋苗20本です。それに、胡瓜、オクラの、種まきも、行いました。薩摩芋などは、何年ぶりの、植えつけだったのでしょうか。以前に獣害に、遭い、なんと、植えつけてから、2ヶ月も、経たないうちの、被害でしたので、かなり、ショックを、受け、以後は、植えても、どうせ、という思いが、勝り、避けて、きたのですが、今年度は、周囲を、ネットで、囲い、栽培して、みようと、いう思いに、なりました。まぁ、3分の1でも、収穫できれば、良いかな、と言ったような思いです。後は、山の、神様が、召されたとでも、思えば、腹も、立たない、と言ったような、思いも、ありました。特に、今年は、そんな、思いを、強く、しています。それは、今期の、タケノコの、収穫経験からでした。今期の、タケノコの、獣害は、昨年の、12月頃から、見られました。不思議な、もので、当然、地上に、姿を、見せて、いない、2から3㌢程度の、大きさの、タケノコを、見つけ、見事に、掘りお越し、皮だけを、残してある、場所を、2~3カ所、発見していたのです。ちょっと、話は、それますが、そんな、時期の、タケノコを、見たことが、ありますか。小さな、傘を、被った、お菓子のような、形を、していて、確か、チョコレート菓子に、そんな、形を、した、お菓子が、あったかのように、思えるのですが、ともかく、かわいらしい、形を、した、タケノコの、赤ちゃんなのです。それを、見つけては、食べて、いたのでしょうか。やがて、旬の、季節が、近づくに、つれて、掘り起こした、穴の、跡も、多くなり、掘られた、タケノコの、姿も、普通に、言う、タケノコの、姿の、ものが、多くなっていきました。その、掘り起こした、穴の、数が、4月が、近づくにつれ、そこいら中に、目に、つくようになり、大地は、一部、凸凹に、なりました。将に、凸凹、そのものです。そんな、光景を、見ていたものですから、今期の、収穫は、無理かなと、諦めて、いたのですが、なんと、1~2週間ほど、前から、例年の、太さの、タケノコが、目に、つくように、なってきたのです。併行して、掘り起こされ、かじられた、タケノコの、姿も、同時に、ありました。そんな、光景を、見ていると、「人間様にも、お裾分けしてやろう。」などと、いった、山の神様の、声が、聞こえてくるかのように、思えます。そんな、山の、神様の、声が、今年は、薩摩芋の、栽培、収穫にも、聞こえてきそうだと、意を、強くして、昨日の、苗の、植え付けと、なったのです。山の、神様の、「お裾分け」でも、十分ですので、栽培するからには、収穫期を、今から、楽しみにも、しているのです。

 

もったいない読書 金言抄 鴎外 全集 (岩波書店 刊)から 3

  1.  わがおもふのは栄華にもあらず、快楽にもあらず 眞の生活のみ 眞の潮流のみ
  2.  事を好まず 危きに近よらぬは 神の教なるものを
  3.  十一月の雪の夜冴へて
  4.  土地の喉 渇かさば 人も喉くべし
  5.  生ずるものは 必ず 滅す
  6.  凡そ善く怒る人は 怒もておのが意を貫かむとするものなり
  7.  過ちあるば 甘んじて笑はれよ
  8.  粗暴なること勿れ 卑陋なること勿れ
  9.  人に接するには恭敬、謙譲を以てす
  10.  冷淡は人間の滅亡だと思ふ