おはようございます。ここ、吉野梅郷は、未明に、降った、雨も、上がり、現在は、青梅ブルーの空が、広がる、朝と、なっています。今朝は、体調が、思わしくなく、休養日とすることに,決めました。体は、だるく、足腰が、覚束ない、という状況です。胃も、むかむかとし、以前の、調子の、悪かった頃を、思い出すかのようです。お盆も、近く、体調さえよければ、元禄地蔵山周辺の、草刈りや、お墓の掃除を、行ったりしようかと、思っていたのですが、いかんせん、体が、思うように、動かないという、状況です。無理して、作業を、行っても、効率やら、けがのことやらを、考えると、本日は、完全休養が、一番の、選択かなと、考えました。あの、3月下旬から6月末頃まで、続いた、あの、胃の、むかむか感や、体のだるさは、再度、味わいたくないですね。今日は、完全休養日とします。

  今朝、気がついたのですが、なんと、百日紅の花が、咲き出しました。盛夏の花だと思っていたのですが、今年は、なんと、梅雨も、明けないうちから、咲き出しました。早いと言えば、梔の花も、咲き出しています。さらに、山百合の、花の蕾みも、膨らんできています。7月末の開花の、イメージの強い、花なのですが…。さらに言えば、紫式部の実が、薄紫色に、染まり始めています。季節が、早まっているかのようなのです。木槿の花も、木によっては、満開と、なっています。

 

R.5.7.2  藪萱草の花

 


 

 

 

 

 もったいない読書から  金言抄 太宰 治 全集(筑摩書房 刊)から  21

  1.  いまは人間、誰にもめいわくかけずに、自分を制御することだけでも、それだけでも大事業なんだ
  2.  ほんたうの自信といふものは、自分ひとりの明確な社會的な責任感ができて、はじめて生まれて来るものぢゃないか
  3.  世の中はつらいのだ。きびしいのだ
  4.  藝術の上の良心なんて、結局は虚榮の別名さ。浅墓な、つめたい、むごい、エゴイズムさ。生活のための仕事にだけ、愛情があるのだ。陋巷の、つつましく、なつかしい愛情があるのだ
  5.  もはや日没ちかく、残光を浴びて山の峯々が幽かに明るく、線の起伏も、こだはらず、ゆったり流れて、人生的にやさしく、富士山の、人も無げなる秀抜と較べて、相まさること数倍である
  6.  あまりの氣取りに、窒息、眩暈をさへ生じたといふ
  7.  汝もし己が心裡に安静を得る能はずば、他處に之を求むるは徒労のみ
  8.  溫泉。諏訪湖。日本。いや、生きてゐること。みんな、なつかしいんだ
  9.  こっそり胸の秘策の箱の中に隠しておいた
  10.  藝術家は、もともと弱い者の味方だった筈なんだ