国債金利が上がっていますが、同時に円安も進んでいます。

 

 

通常、金利が上がると通貨が買われると考えられています。高金利通貨で金利収入を得ようとするためです。ただ、この理屈だとトルコリラはもっと高くなっていくはずですが、一貫して安くなっていっています。

 

理屈は簡単でインフレだからです。日本も補正予算による支出でインフレになるのではないか、という予想が先行していると考えられます。いわゆるビッグマック指数と言われる、同一サービス間の価格を元にした、為替レートの割り出しに補正予算が影響を与える(だろう)という期待が先行したということです。

 

米津はビッグマック指数とクオカード効果の2つで、為替レートは説明可能だと考えています。クオカード効果というのは、米津の造語です。例えば、現金500円と500円分のクオカードは、クオカードの方が価値が下がります。なぜなら、クオカードのほうが使用できる範囲が狭いためです。現金はほぼ万能です。

 

トルコリラと円を比較すると、ビッグマック指数とずれていて日本よりも安く感じます。これはクオカード効果が働いているためです。トルコリラで買えるサービスと、円で買えるサービスを比較したときに円のほうがより多くのサービスが買えると判断されるとその分、トルコリラは安くなると考えられます。言い換えれば供給力不足ということです。

 

為替変動の要因は様々ありますが、基本となるのはビッグマック指数とクオカード効果の合成値だと考えられます。今の円安がビッグマック指数によるものであればいいですが、クオカード効果によるものだと深刻です。