今日の内容は非常に重い内容でかつ、生々しい表現が出て来る為、そのような内容や表現が苦手な方はここで引き返すことをおすすめします
今日、6月27日は私にとっては一生忘れられない日である
何故かというと20年前の今日、私がまだ小学4年生だった頃に性被害に遭った日だからである
性被害と言っても直接身体に触れられた訳ではなかったが、盗撮被害に遭ったのだ
だから何なんだよ、それくらいでと思う方もいるかもしれませんが、当時の私はとても傷付きました
どのような内容だったか?話は20年前に遡ります
2004年6月27日(日)私は家族(母、姉、妹)と4人で家の近くのショッピングモールに出掛けました
そこのショッピングモールには映画館がついていて、その日は映画を観に行く所でした
まず到着してチケットを購入しました
そしてその後、映画が始まるまでまだ少し時間があったので、別の階を見ることにしました
そこで映画を観る前ということなので、今のうちに済ましてしまおうとトイレに行くことになりました
この時私はまだこの後私の身にとてもショッキングなことが起きるとは思ってもいませんでした
母と姉と妹は女子トイレに行き、男の私は当然ですが一人で男子トイレに行きました
何人か並んでいたので順番待ちをし、ようやく私の番になりました
普通に用を足しておりました
その時は何もなかったのですが、用を足し終わった瞬間、私の身に思いもよらぬことが起きました
突然、左斜め後ろの方からカメラを持った手が私の性器を狙い近づいてきて、シャッターを切ったのです
不気味に光る赤いライトと小さく響くシャッター音を浴びせられました
この時すぐに私は性器の写真を撮影されたと気付きました
すぐに撮影した人を見ると、比較的若い20代くらいの男の人がほくそ笑むかのようにニヤニヤしておりました
「やられたっ」と思いましたが、私は何もすることが出来ませんでした
とても恥ずかしかったからです
もし周りの人に助けを求めたとしても、撮影された写真を複数の人に見られてしまうので、それが怖くて何も出来ませんでした
この時私はこれまでの人生で1番の恥ずかしさや悔しさ、屈辱感や敗北感を味わいました
とりあえず外に出て母や姉、妹を待つことにしました
数分後家族と合流出来ましたが、その時、先ほどの男の人がトイレから出てきました
私は家族に写真の事を言われるかもしれないということと、その男の人がこちらを見てニヤニヤしていたという恐怖から、初めて背筋がゾクっとしました
結局何もなくその男の人はどこかへ行ってしまいました
ですが私は恥ずかしさの余りついさっき自分がやられた事を家族には言えませんでした
その後は映画を観たのですが、私は写真を撮影された時の映像がずっと頭の中から離れず、全く映画に集中することが出来ませんでした
何故撮影されたのか?ただのコレクションのためなのか?撮影された写真はインターネット上にばら撒かれるのではないか?又は同じマニア同士の間で交換・売買されるのではないか?という事で頭がいっぱいでした
その日から毎日、常に私の頭の中には撮影された時の映像が繰り返し繰り返し再生され、また、犯人の顔や表情も忘れられずボーッとしていました
忘れようとすればするほど頭から離れませんでした
それでも落ち込んでいると周りの人達から何かあったのではと心配されると思い、明るく普通に振る舞わなければならなかったのが辛かったです
内容が内容だけに、恥ずかしいので誰にも話せませんでした
また、カメラを向けられることや、温泉など人前で服を脱ぐことにも恐怖を覚えるようになりました
それでも恥ずかしかったので誰にも言えませんでした
落ち着くまでに何だかんだ半年〜一年くらいかかりました
それでも完全には忘れきれず時々フラッシュバックするということを何年も繰り返してきました
あの日から今日で20年が経ちます
もうカメラに対する恐怖がある訳でもなく、フラッシュバックする頻度もだいぶ減ったので、今は何もなく生活出来ております
ですがやはり、今でもあの時の事は忘れられません
多分、一生忘れることは出来ないんだと思います
ですが気持ちを切り替えて前向きに生きて行こうと思います
以前にも紹介したことがありますが、2年前にNHKの「性暴力を考える」というコーナーでインタビューを受けたことがあります
ちょっとだけクローズアップ現代というテレビ番組にも紹介され、テレビ出演もしました
その時の記事も載せておきますので、是非読んでみてください
最後まで読んでくださった方はありがとうございます
とても重い内容&長文ですみませんでした🙇♂️