食い散らかし、踏みにじり、そして逃亡する中村克氏 | 断片的な日々 

食い散らかし、踏みにじり、そして逃亡する中村克氏

著作権侵害の可能性が極めて高く、しかもその当事者の行為と発言等が極めて悪質であると指摘される『最後のパレード』(サンクチュアリ・パブリッシング発行)に著者としてクレジットされている中村克氏が、自らのサイト「外部の専門家」において、2009年8月1日付けで新たな記事を公開した。


お知らせ 8月1日
http://gpscompany.blogdehp.ne.jp/article/13503336.html


その内容は、一読して理解できるように、自らの行為と責任からの逃亡宣言にほかならない。


まず、中村氏は同記事で次のように言い放つ。


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2005年9月の郵政選挙直後に書き始めた当ブログですが、今月末をもってリセットする予定です。

(中略)

今後は、当事者としての「最後のパレード」事件から離れ、友愛社会の実現を目指したコンサルタント活動や(自称になりますが)ジャーナリストとしての活動を通じて、失った信用を回復していく所存です。

(「中村克氏サイト『外部の専門家』」より引用・以下同)

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「ブログをリセットする」というのは自由であるが、〈「最後のパレード」事件から離れ〉とはどういうことであろうか。確認するが、中村克氏は、『最後のパレード』の著者という当事者でありながら、今回の事件について謝罪や釈明はおろか、何一つ具体的な説明を一切行っていない。


にもかかわらず、同記事は次のように続ける。


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「最後のパレード」事件の真相に関しては、公平な第三者の手をお借りして究明し、説明責任を果たすとともに、同類の事件が再び起きないよう、社会に対し地道な啓蒙活動を行っていくことをここにお約束いたします。

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今回の事件については、すでにさまざまな「事実」が確認されている。にもかかわらず、それらについての対応は中村克氏はまったく行っていない。あいまいで自分勝手な「言い分」や「こじつけ」、「その場限りの思いつきのようなもの」を単発的に並べているだけである。


すでに事件が検証され始めてから、半年近くも経過している。それなのに、何ら説明も釈明もしていない。そんな人物が、いまさら「説明責任を果たす」と「ここにお約束」したからといって、どの程度の信用度が存在はまた計測できるのか、筆者にはその有効性を算出することができない。


また、中村克氏が何らかの理由で「説明責任を果たす」ことができなかった理由、あるいはその阻害要因を考えてみたが、筆者はついにそれを見つけ出すことができなかった。


そして何より、以下の記述から、中村克氏が今回の事件について、当事者意識をカケラも感じていないことが明白であることを確認せざるを得ない。


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「友愛」精神が欠落する読売新聞のずさんな取材に端を発したこの「最後のパレード」事件は、まさに郵政選挙後の世相を映し出したものであり、多くの「重大問題」を含んでいます。

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具体的な事実として、今日に至るまで、中村克氏は「読売の捏造記事」とか「読売新聞のずさんな取材」といった表現を何度も繰り返している。しかし、その具体的な内容は何一つ指摘していない。単に「読売が悪い。オレは悪くない」とぐだぐだと愚痴めいた文言を繰り返しているに過ぎない。


何より、今回の事件は、実に単純明快な「盗用事件」に過ぎず、著作権侵害という不正行為が取り沙汰されるものである。「友愛」だの「捏造記事」だのといったものは、どこにも存在しないし、入り込む隙もない。


そして、中村克氏は、これまでにも複数の「発言的逃亡」を行ってきた人物であることが確認されている。


中村克氏が、いかに逃亡しようと勝手である。筆者としては、「ご随意に」と申し上げたい。だが、それで事件がするわけでも、ましてうやむやになるわけでもない。


今回の事件も、次第に人々の関心が薄れていくであろう。インターネットでの書き込み等も、少なくなっていくかもしれない。しかし、少なくとも一人だけ、筆者のようなバカな物好きもいるということをご記憶いただければ幸いである。管見ではあるが、この問題をこのままで済ますつもりは筆者にはない。