今回のタイトル ちょっと意味深ですが書いちゃいますよ~!

あれは2005年の9月末。

マリーと出会ってもうそろそろ3ヶ月が経とうとしていました。

その頃は夜中の店が終わった時間にマリーから電話がきて、夕方に私からモーニングコールをかけ、休日にデートをし、たまに店に行くというなんとも楽しい毎日っていうかバラ色の日々でした。

外国人と付き合うことはお互いの文化を教えあうことで、とても勉強になっていたんですね。

ですが、2005年の9月末に事件は起こります。

いつもの日課(もうこの時は日課でした)のモーニングコールをすると。

いつもなら

マリー「ふぁい!オハヨー!」ってな具合なんですが、この時は

電話「オキャクサマノ オカケニナッタ デンワハ デンパノ・・・」

というようにかかりません。

単に携帯をOFFにしているのか?はたまた同伴していて電話に出ないのか?でも同伴をする場合は絶対に言うし・・・
何回coalしてもダメでした。

不安を抱えたまま仕事に戻り、夜の20時を過ぎた頃マリーから一通のメール。

マリー「アコのお店CLOSEした。心配ナイ!また会えるから。アコダイボージだから。待っててね!
LOVE YOU!」

俺「・・・・・?」

(どういうこと?お店CLOSEって、なんで? マリー大丈夫って全然大丈夫じゃないじゃん!)

速攻でマリーに電話します。

ですが、またもや電源OFF
次にK先輩に相談してみると、すぐにViに聞いてみてくれました。
Viからはやはり店の女の子誰に電話してみても誰も出ないみたいで・・・
Viが別ルートで聞き込みをすると、どうも店のオーナーが警察に逮捕されたらしいのだ。
だからお店はCLOSEなのだと。
引き続きViには聞き込みをお願いし、私は仕事を終わらせて店に行ってみることに。

22時頃に店の前に到着。

いつもはついているライトがついていません。

ただドアの前に前日発注していたのであろうケースに入った「おしぼり」が置かれているだけ・・・

私はただボー然と店の前に立ち尽くしていました。

頭に浮かぶのはマリーの笑顔だけで、ただもう一度その笑顔を見たいと必死に願っていました。

すると携帯がバイブで震えだします。

Viからでした・・・

自分は今、マリーの店の前にいることを告げると
私の話なんか聞く前にViは最新の情報を話しはじめました。

事の成り行きはこうです。
マリーの店は深夜2時まで。その後はディスコになります。オーナーは一緒らしく、そのディスコには麻薬もあったそうです。誰かの垂れ込みがあったのでしょうか、警察の御用になったらしいのです。2008年の現在ではまたディスコとして営業しているらしいですが・・・

Vi「クヤ 元気だしてね!マリーなら大丈夫だよ。少し経ったらクヤに電話くるよ!」

私はこのViの励ましに小さい声で「ありがとう・・・」としか言えませんでした。

その日の夜は遅くまでマリーのことが心配であまり寝付けなかったことを覚えています。

朝いつの間にか寝てしまっていて、おもむろに携帯を見てみると1件の新着メールが・・・

次回「希望」に続く