それは11月のある日の出来事。 
K先輩が連絡を取り合っているViが来日する
話は聞いていたが、具体的な話は全然聞いて
いなかった。
その日、会社が終わった後にK先輩と仲の良い
麻雀好きなお客さんとで麻雀をしていた。
23時に終了して2人で駅へと向かう。
その途中でK先輩
K先輩「今日はこれからO部長
    を交えて飲みに行くから
    お前も少し付き合え!」
 部長については、第1話を参照。
「う~ん、少しだったらいいよ!」
「で、どこに行くのよ?」
K先輩は何も答えない。
駅でO部長と合流し、電車に乗る。電車の中で
O部長にどこに行くのか尋ねてみても
O部長「いいところだよ!」

としか答えない。
まあ、多分、フィリピンパブ(PPと略します)

に行くのだろうけど、私は場所が知りたかったのだ。
そういう話をしているうちに電車はK先輩の最寄駅についた。
K先輩「家に行って車をとって

    くるから待ってて!」
 
と言い原チャリで家の方に走って行った。
待つこと10分、いざ黒のベンツに乗り込み、夜の街を走る。
 
私は行き先を教えられていなかったので、少々不安に
なりながらも、外を見ていると、

いきなり車が高速に入る。
「うん?こ、高速?」
それも行き先はG県じゃん!田舎じゃん!
「帰ってこれんのかよっ」とK先輩に向かって

罵るとO部長が割って入る。
O部長によると、G県はPPのメッカであるらしい。
昔はよくG県のO市のPPに行っていたらしい。
そんな話を聞きながら走ること1時間、目的地である

G県はT市に到着。
市内を走るこ5分でVIの勤める店を発見した。




第一印象はボロいの一言。色褪せた看板のライトがかろうじて

点いてる。車を10メートル離れた駐車場へおいてから、

店を向かう。
私にとって初めての経験なので、少しドキドキする。

K先輩が思い切ってドアを開ける。

するとそこには一人のフィリピーナ。
携帯でお客さんに電話でもかけているのだろうか、
うまくない日本語で「寂しい」を連呼している。
私達の顔を見て、軽くお辞儀をし、もう一つ中の扉を指差す。 私たちはそのまま指差されたドアを開く!
そうすると、一気に大きなBGMが聞こえた。

そしてそのBGMに負けないくらい大きな声 女の子達「エイラッシャイマセ~~!」
と聞こえた!!
女の子達7、8人が通路に立ち、一生懸命うちらの顔を見ている。
その中にK先輩から見せてもらったViの顔を見つけた。
ViもK先輩を見た途端、K先輩に抱き着いた。


そして1度他のタレント達に
「私のお客さんなの!!」
という顔をしてみせ、次に私達に「ハローと挨拶をした。
テーブルに通され、店の店長が指名等を聞きにくる。
<後編につづく・・・>



Philippine Prime Angels


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