定演直前!!! 「サタンの種」解説 Vol.3

さて、今回で最後です。
X. 救出された夜
カテリーネの処刑の前夜、トーマスとエリザベスの叫び声が聞こえました。
兵士はトーマスとエリザベスが何者かに襲われ、溺死体で上がったと話をしています。
それを聞いたカテリーネは悲しみの叫びをあげ、その声によって村人達は目を覚ましました。
アンナは神父に言われたとおり、見張りの兵士達のために水差し(酒)を持っていきます。
アンナが兵士達に持ってきた酒を振る舞うと兵士達は喜んでそれを飲んで酔って寝てしまいまいした。
XI.身代わり
処刑台に縛り付けられているカテリーネの所に死んだはずのエリザベスが現れ、カテリーネに逃げるように言いました。
カテリーネは驚きそれを拒みますが、エリザベスはトーマスも生きていることを伝え、兵士達が寝ている間に逃げるように説得します。
カテリーネは渋々その場から逃げました。
エリザベスはカテリーネから受け取った前掛けを付けて、神父に自分を処刑台に縛り付けるように言います。
神父は、エリザベスを処刑台に縛り付け、彼女の頭に麻袋を被せながら、自分の罪の意識に苛まれ躊躇します。
しかし、エリザベスはそうすることが若い二人を救うことになると説得したのです。
XII.処刑
鶏が朝を告げ、目覚めた兵士達はカテリーネが処刑台に居ることを確認します。
処刑を見るために村人達が広場に集まり始めました。
村長は処刑台を見て、そこにまだ誰かがいることに驚きます。村長はカテリーネもエリザベスも逃げたと思い込んでいたからです。
そして、自分もカテリーネが魔女だとは信じられず、彼女が魔女として処刑されることに耐えられなかった。
神父は言います。
「サタンの種だ。友よ、我々の中にいるのだ。だからそれを根こそぎ取り除かなければならない。」
やがて刑は執行され、処刑台の薪の山に火が点けられます。
処刑台の火が燃え上がる中、村人達は薪山の方を見ていますが、アンナは川岸に立ってトーマスとカテリーネが去っていくのを見届けていました。
一方、それを見たチスケーは、そのことを村長と神父に報告したのでした。
村長と神父はチスケーを黙らせようとして、「子羊たちは行ってしまった!」と村人達に向かって言います。
遠くで、松明を手にボートに乗ったトーマスとカテリーネの姿がだんだん小さくなっていくのでした。
- End -
いかがでした?
では会場でお会いしましょう♪
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