定演直前!!! 「サタンの種」解説 Vol.2 | 東芝府中吹奏楽団のブログ

定演直前!!! 「サタンの種」解説 Vol.2

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さて、さっそく続きです。

VI.結婚式と帰還
村長が城壁のバルコニーに登場し、村人達に息子のトーマスがアンナと結婚した事を告げました。
アンナはトーマスと踊り始めますが、そこに薬学の本を抱えたカテリーネが戻りました。
それを見つけたアンナはカテリーネを追い払おうと、自分たちが結婚したことを告げたのです。
そこにエリザベスが現れました。
カテリーネから薬草の本を手渡され父親の事を悟り、尋ねます、カテリーネは無言で泣き崩れてしまいました。
カテリーネの父親ヤン・スリッパーズは死んでいたのでした。


VII.起訴
魔女の疑いをかけられたエリザベスとカテリーネは、村人達により広場に引きずり出されます。
エリザベスは服を引きちぎられ、絶え間ない金切り声をあげ裸を隠そうとしますが、松明(たいまつ)を向けられ村人の目にさらされたのです。
そんな母をかばうため、カテリーネは、母は魔女でなく自分が魔女と告げました。
すべては自分のしたことだと訴え、母を解放させ、自らが連行され牢獄に入れられてしまいます。


VIII.裁判
カテリーネの魔女裁判が始まりました。
エリザベスはカテリーネを弁護しようとしますが、身内の弁護は許されないと退けられてしまいます。
誰も彼女を弁護する者がいない中、トーマスがカテリーネを弁護するのですが、それだけでは足りず、カテリーネ自身の告白も要求されてしまいます。
これに対し、カテリーネは「トーマスを愛している」としか言わないため、拷問にかけて調べられることになってしまったのです。
真夜中の村に響き渡るカテリーネの拷問による悲鳴とエリザベスの出産の苦痛による悲鳴が重なる中、エリザベスはお腹の子供を流産してしました。
一方、トーマスはアンナを広場に引っ張り出し、「こんな酷いことになったのは、みんなおまえのせいだ」と罵ります。
「おまえは魔女よりも酷い女だと。」
アンナは弁解しようとしますが、トーマスは聞き入れず、「もしカテリーネが死んだら、自分がおまえを殺す」と言ってその場から消えました。
残されたアンナは悲しみの歌を歌います。


IX.火刑の薪山(処刑台)
そんな中、村のあちこちから、「カテリーネが告白した!」と叫び声が聞こえます。
火刑のための薪山はできあがり、城から村長と拷問で全身傷だらけのカテリーネが出て来ます。
村長は兵士達にカテリーネの見張りをするように指示すると、カテリーネを抱きかかえて火刑の薪山へ連れて行ったのでした。
トーマスに非難されたアンナは、神父に「カテリーネは魔女ではないから助かるべきだ!」と告白します。
神父は困惑しますが、アンナに「どうすればカテリーネを助けられるのか?」と聞かれると、「教会に寄付をして、司祭館に行って階段の下の大きな水差しを持ってこい」と言います。
アンナは躊躇しますが、神父は罪を軽くするためと言ってアンナを行かせたのでした。


- To Be Continued -


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