定演直前!!! 「サタンの種」解説 Vol.1

いよいよ、第40回の記念すべき定期演奏会が近づいてきました。
前評判は抜群!!!
吹奏楽雑誌の「BandPower」でも記事が取り上げられるほど
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【注目の演奏会】
11/6、アッペルモントのミュージカル「サタンの種」、ついに日本上陸!
~東芝府中吹奏楽団 創団65周年 第40回定期演奏会~
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およそ、1800人のキャパの府中の森 芸術劇場
よい席は、お早めに♪(無料&自由席ですけど・・・)
さてさて、残すところ時間もわずか
ソリスト、合唱、ダンサー、そして団員達
練習にも熱がはいります。
この熱さをお届けできないのが残念です。。。
しかし!!!
日本初演 ミュージカル「サタンの種」(Zaad van Satan)を楽しみにしているみなさんに
バカ殿が出血大サービス♪
演奏会を聴く前にあらすじを紹介しましょう。
まず、このミュージカルの登場人物と人間関係はこうなってます。

そして時代は1600年頃の中世ヨーロッパ。
スペイン支配下の川の畔の小さな村ベアゼーレに、美しい婦人エリザベス・デ・グルテーレと娘のカテリーネ・スリッパーズが一緒に住んでいました。
エリザベスは村で薬を調合しては、その薬で村人達の病気や怪我を治していました。
彼女の夫、ヤン・スリッパーズは妻のために薬学の本(医学書)を買い付けに、数ヶ月前から大学町のローヴェンシスへ出かけていて、長い間、家を留守にしていたのです。
そしてこの背景よりミュージカルが幕を開けます。
I.序曲
エリザベスの所へ問題を持ち込む無垢な村人達を助け、問題を解決していくエリザベスは、人々から感謝され、尊敬されていました。
しかしその一方で、その聡明さと美貌に嫉妬心を抱く者たちも少なくありませんでした。
そんな周囲の嫉妬心を気にしないエリザベスを娘のカテリーネは心配していました。
カテリーネには村長ミッチェルの息子のトーマスという恋人が居ましたが、トーマスに思いを寄せるアンナも、カテリーネとその母親のエリザベスに嫉妬心を抱いている一人だったのです。
ある日、カテリーネの心配事は的中してしまいます。エリザベスによって村人の病を治したことも、羊飼いのチスケーが羊と共に死んだことも、エリザベスが魔女で、その魔法のせいだという噂が広められてしまいました。
また、エリザベスは妊娠しているのに、長い間、不在にしている父親のヤンの子供にしてはおかしい。お腹の子供は悪魔の子ではないかと言う噂が立ち始めただけでなく、去年より沢山の子供が死んだこともエリザベスの所為にされ、魔女を捕まえて火あぶりにしろと訴える者まで現れるようになりました。
II.疑惑
エリザベスを魔女として火あぶりにしようとする村人達に、ついにエリザベスは家から引きずり出され、村人達にいたぶられてしまいます。そこに現れた村長はエリザベスの話を聞いて冷静に判断しようとしますが、周りの村人達は、エリザベスのやっていることはみんな魔女の行うことだと主張したのです。
村人達がエリザベスは魔女だとはやし立てる中、トーマスが死んだはずのチスケーと羊を連れてやって来ました。
トーマスは、羊は死んでおらず、チスケーもただ飲み過ぎて動けなくなっただけで、弟のピールケが死んだと勝手に思い込んでいただけだと説明しました。
村長は、ここには魔女は居ないと宣言しますが、神父はエリザベスが魔女だと疑っていたのです。
III.牧歌
カテリーネはトーマスに自分の気持ちを伝えますが、村長の息子であるトーマスは、魔女の娘と言われている女性とは今すぐには一緒になれないと躊躇します。
カテリーナは「私は今ここで、あなたに愛していると言って欲しい、言葉にして言って欲しい」と言いますが、その思いにトーマスは応えてはくれませんでした。
悲しむカテリーネは父親を捜しに一人ローヴェンシスへ旅立つことを決意します。
そんな二人をアンナが嫉妬心剥き出しに覗いていたのです。
IV.祭り
祭りの日、夕べ家に帰ってこない娘を心配したエリザベスが広場にやってきて、トーマスからカテリーネは父親を探しにローヴェンシスに行ったことを聞き出します。
そして、トーマスとアンナが、カテリーネが1ヶ月で帰ってこなければ結婚することを約束していたことを知らされました。
そんなトーマスに失望したエリザベスは「おまえを魔法でヒキガエルに変えてやる」と口走ってしまったのです。
- To Be Continued -
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