快楽をもたらす者 | 東芝府中吹奏楽団のブログ

快楽をもたらす者

$東芝府中吹奏楽団のブログ-ズービン1またまた、バカ殿登場です。

先日のことですが、バカ殿(ばかどの)さんって誰ですか?
って聞かれました。

「○○殿」って勘違いしたんですねσ(^_^;)

なんでバカ殿(ばかとの)かと言うと、トランペット吹きって王様が多いんです。
ってことで、バカ殿になりました。

さてさて、前置きはさておき今日は定期の曲について語りたいと思います。

今回のプログラムは

1部
 未定
 日本民謡組曲「わらべ唄」
 組曲惑星より「木星」
 「吹奏楽のための第一組曲」

2部
 日本初演!
 ミュージカル「サタンの種/Zaad van Satan」より

って感じです。
※曲目は変更になる場合があります。


以前、ホルストの「吹奏楽のための第一組曲」について色々書きましたが
今日は、組曲惑星より「木星」についてです。

太陽系最大の惑星である木星は「快楽をもたらす者」とされていますが、
何故木星が快楽なの?って思いませんか?

何やら、ローマ神話に関係があるようです。
詳しく調べたことはないのですが、ギリシャ神話の最高神ゼウスの
ローマ神話名ユーピテルからJUPITER(木星)と名づけられたようです。
木星は数多くの衛星(ガリレオ衛星etc..)を従えていますが、それら
の衛星にはゼウスの過去の女たちの名がつけられているそうです。

ゼウスは女好きでもありたくさんの女性の間に子孫を残したと言う事も
あり、「快楽をもたらす者」とされてるようです。
最高神であり、プレーボーイ・・・・
「快楽をもたらす者」って名前は皮肉っぽいですねw


しかし、1902年にこの組曲が全曲初演された際、ホルストは語っています。

「これらの曲は、諸惑星の占星術的な意義が着想のきっかけになってはいますが、
 その中には標題音楽は全然ありません。
 そして、同じ名前の神話の神ともなんの関係もないのです。
 もしも、曲に対するなんらかの手引きが必要なら、各曲のサブ・タイトルが
 広義に解釈されれば、それで充分でしょう。
 例えば、木星は普通、喜びをもたらしますが、同時に宗教的な、あるいは国民的
 な祝祭に結ばれる、という儀式的なたぐいの「喜び」をも表現します。
 また、土星は肉体的衰退だけでなく、「成就」という意味も持ち、水星は心の
 象徴なのです」

よし、とりあえず固定概念にとらわれず、アナリーゼしてみましょうかね?