昨日は舞台を観にいきました。
フランツ・カフカ作の『変身』という舞台です。
内容は、ある日虫になってしまう主人公と、その家族との話です。
カフカの本も読んだことがなく
内容把握も完全にできていなかったわたしは
コメディか
という思いを抱きながら観にいったのですが
舞台を観てみると・・・
なんとも奥深い ストーリー
なんとも奥深い 演出
今までわたしが見てきた舞台とは、まったく異質のものでした。
必要最小限のセットと、色と、セリフと、動き。
まだまだ舞台の何たるかを知らない私には衝撃的でした
演出家はスティーヴン・バーコフというかたで
わたしは、まったく知りませんが
自らも若いころに、この「変身」の虫になる主人公を演じたらしいです。
とにかく・・・独特の世界観でした。
あまりに独特すぎたのか・・・
私の前の席のおじさんは、船をこいでいて
ふたつほど隣のお兄さんは、寝息をたてていて
会場のどこからか、いびきの音が聞こえてきました
きっと体質に合わなかったんでしょうね。
わたしは、そういう舞台が初めてだったので
衝撃的で眠るわけにはいきませんでしたし
なによりも、美しかったんです
そして、虫になる主人公役の
森山未來さんの身体能力にも驚きました。
気持ちわるっ
って思えるほどの演技と表現力でした。
総じて言うと・・・
芸術って・・・奥が深いのね。
むつかしいデス
パンフレットはこんな感じ。