魁皇博之関 | 僕と野球・私と政治

魁皇博之関

 昨日(7月19日)大関・琴欧洲関に敗れた一番をもって大関・魁皇博之関がついに現役生活にピリオドを打つことを決意しました。


 おそらく、上半身下半身ケガをした箇所がないぐらいに満身創痍の身体で、昭和63年3月の入門以来、大相撲の歴史上の最多勝利である、1047個の白星を積み上げたことに、僕には「よく頑張ったね」という言葉以外に魁皇関にかけることばが見つかりません。

 

 最近は、大相撲のことをあんまりよく知らない、心ない人が魁皇関のことを「15日間の終わり近くにやっと勝ち越す大関なんて…」というふうに言うことも少なくありませんが、「毎日土俵で元気な姿を見せてくれているだけで良い」と思って見つめているファンが全国には多くいるのです。


 魁皇関の魅力の第一は、性格の穏やかさを表している、あの笑顔です。あの笑顔を見て、イヤな思いを抱く人はいないのではないでしょうか。

 そして、第二の魅力はその笑顔とは不釣り合いな、リンゴを軽く握り潰せてしまうほどの驚異の握力の持ち主であるところです。

 魁皇関の、並外れた腕力のせいで、腕や肩を負傷してしまった関取が少なからず存在します。

 そして、「あの人が本気を出すとコワい」と思っている関取も多くいます。


 「笑顔と力強さが魅力」――「気は優しくて力持ち」という、関取としての魅力を併せ持った、おそらく最後の「お相撲さんらしいお相撲さん」なのではないかとも僕は思います。


 関取仲間からも尊敬され、ファンの間からも愛されていた魁皇関が今後年寄浅香山として魁皇関を上回るような素晴らしい後継者を育ててくれることを期待せずにはいられません。


 魁皇としての相撲人生はこれで終わりになりますが、親方としての人生はこれからがスタートです。

 

 「お疲れさま、これからも頑張って!」――今、僕が魁皇関にかけてあげたい言葉です。