「水鉄砲打線」
先週の金曜日、7月8日から昨日(10日)までの3日間、広島東洋カープは今年初めて東京ドームで読売ジャイアンツとの3連戦を戦いました。
結果は皆さんご存知のように、ジャイアンツが見事に3連勝を飾り、カープは良いところ無く敗れてしまいました。
この3連戦、週末はデーゲームだったので、午後3時から5時まで、日本テレビ系地上波各局で、全国ネットで中継されました。
金曜日の試合でカープのエース・マエケンが逆転負けを喫してしまうという悪い流れを引きずったかのような土曜日と日曜日の試合は、「こんな試合を全国の野球ファンに見せてしまって申し訳ない」――と思えるような、点差以上に一方的な、カープにとっては残念な試合になってしまいました。
レフトを守っていた天谷選手が2日連続でフライを見失ったり、特に日曜日の試合ではキャッチャーの石原選手が2塁への送球をミスしたり、岸本投手が投球中にバランスを崩したりとミスのオンパレードとなってしまいました。特に、石原選手の送球ミスのシーンで、解説の中畑清さんが「バカ笑い」したのにはすごく気分が悪かったのですが、笑われるようなミスをしてしまったことは事実だったので、これも見ていてつらかったシーンの一つでした。
ですから、G3-0Cという点差以上にワンサイドゲームのように感じたのは、もうひとつ大きな理由がありそうです。
その理由とは、今シーズンからプロ野球では反発力が劣る「低反発球」が採用されましたが、カープのチーム本塁打の数が7月10日の時点で「15本」しか打てていないんです。
埼玉西武ライオンズの「おかわりくん」こと、中村剛也選手はもうすでに24本打っていますし、セ・リーグトップはヤクルトのバレンティン選手が17本と、カープの選手が全員束になってかかっていっても、この2人にはかなわない状態になっています。
土曜日と日曜日、カープの「ジャイアンツ戦のテレビ中継」を楽しみにしていた僕が悲しい気持ちになったのは、ジャイアンツだったら坂本勇人選手・ラミレス選手・阿部慎之介選手・小笠原道大選手など、「ホームランを打ってくれそうな選手」が何人もいるのですが、カープには「ホームランを打てそうな選手」が悲しいことに1人も見当たらないのです。
1点リードされている場面で、ランナーがいない状態でも、「その選手がホームランを打てば追いつける」という場面で、ホームランがまったく期待できないのは見ていてとてもつらかったです。
今シーズンは「スモールベースボール」をしたチームが優勝しそうですが、それでも「ここで一発」のホームランは必要だと思います。
カープの場合は、ホームランがほとんど期待できないので、「ベリースモールベースボール」になるのでしょうか?
そんな僕は現在のカープの打線を「水鉄砲打線」と名づけました。ピストルよりも飛距離が劣るような気がするから…。
これに奮起して、これからカープ打線がホームラン量産状態にならないもんかなぁ…。