タイトルの通りです。明日5月29日(日)京都西院「さうりる」にて19:30~、我々のトリオの初ライブがあります。
これまでにリハーサルを数回。それとメンバーがそれぞれ離れた所に住んでいるのでzoomというアプリを使ってテレビ電話のような感じで「この曲はこんな感じでやってみては?」や「こないだのリハの時のここは良かったけどここは改善の余地ありだね」みたいな作戦会議を数回。
バンドを始めるにあたって思い描いていた当面のことの一つがこういうこと(練習や話し合いをしっかりやること)でした。
もちろん、年数を重ねていく中でどのように変化していくのかもわからないし、変化することに対しては前向きかつ柔軟でいようとは思っているのですが、まずは準備に時間をかけたいなと。ぱっと集まってぱっと即興的にやるというのも悪くはないのでしょうが、その前にまずはしっかり話し合いたいし練習も重ねたいし。
近くに住んでいればもっとリハーサルや会議を重ねられたのでしょうが、それでも今ある環境の下で何とか知恵を絞ってやれた方かな、と。
それともう一つ、初回のミーティングで鶴賀くんと綾野さんにお願いしたことがあります。それは「各々が【このバンドで演奏している時の自分はまあまあ好き】と思えるように努力してください。そのためにはやりたくないこと、自分がカッコいい(あるいは楽しい)と思えないことに関しては敏感になってほしいし、それを拒絶することを躊躇わないでください」ということでした。
少しずつ好きな自分に近づいていくこと、このバンドの現時点での最大のテーマはこれです。
こういうことはよく料理屋に例えて考えるのですが、「客が何を美味しいと思ってくれるかは定かではないけれど、自分が一番美味しいと思うものを作ろう。そしてそれを楽しんでもらえるようにその周辺のサービスを頑張ろう」という料理屋があったとして、ぼくの中では音楽に対して常にそんな感覚があります。それは「美味いもの出してやってるんだから客は黙って食え」という横柄なことではなくて、「自分が美味しいと思えないものは客に出すべきではない」というような感覚に近いです。
なので、三人が三人とも「お、これは美味しいんじゃない?」と思えたものを、そして自分たちが食べてみて「ウメー!!」と思えたものをお客さんたちにお出しできたらなと。
さて、明日はどうなるかな。良い仕込みは出来た。
あとは極力「しょーもないと思われるのは怖い」とか「上手に見られたい」とかいう雑念を捨てて、目の前の音楽という「瞬間」に集中できれば。
ということで明日初ライブです。
