初日が間に合わない 舞台のうわさ

いやでも耳に入ってきます

公演期間が短い日本では どうしても

初日に何があっても開ける という気概でやってきました

 

クリエイターが妥協せずに劇場で山のような変更が起きる

事もありますし

盆やセリなどの舞台機構を使うと 安全チェックなど

本当に気を使います

 

昔 とある舞台でのこと

盆の上の舞台セットごとまわるお屋敷セットに

釣り物が干渉して何10キロもある 釣り物セットが

舞台上に倒れてくる事故がありました。

たまたま舞台上に人がおらず 花道での芝居だったため

ケガ人は出ませんでしたけど

うまく進んでいた舞台でも そういう事故が起きました

 

他の現場では

明らかな人的ミスというか

安全確認をおろそかにされて 

幕前芝居のため 役者が前場に行ってから幕を降ろすはずが

役者が通る前に降り始めるということが二日連続起き

俳優側が舞台スタッフに直談判することもありました

 

劇場でなくてはできない事もありますし

想像しかできませんが 色々大変だと思うのです

初日が開かない というのは 

過去の自分も起きたかもしれない

また これからも起きるかもしれない 

ことなのかもしれません

 

それを起こさないように 舞台稽古の安全確認

時間を確実に見越して取れるといいなぁなんて

海外ではトライアウト公演や プレビュー公演なんてのも

ありますからね

不幸な事故を起こさないように

信頼を失わないように

やりたいですねぇ

 

安福毅(やっきぃ)