さて、今回は「ワンピースの登場人物 13」の続きです。

 

・元帥

 

・サカズキ(マグマグの実)

 

 

海軍本部大将➡海軍本部元帥。通称「赤犬」。

悪は全て根絶やしにすべきという「徹底的な正義」を信条とする硬骨漢。

その思想は海軍の中でもひときわ冷酷・過激なもので、正義を遂行する為ならいかなる犠牲も厭わず、例え民衆や味方の海兵であっても自身が「悪」と見なせば容赦なく抹殺する。

その為一部の海兵からは畏怖されている。

元帥就任後は海軍の面目を保つことを重視しており、政府上層部からの圧力を嫌っている。

対極的な正義を掲げるクザンとは反目しあっているが、海軍を辞めた今では「どこで何をしてようが関係ない」と割り切っている。

また仁義を重んじるイッショウとも意見が合わない。

ロビンの回想シーンで初登場した時点では軍帽で顔が隠れており、口調も標準語であったが、「悪」と見なした者に対する容赦のなさは当時から健在でクザンやサウロからは問題視されていた。

大将時代は薔薇を胸に挿した赤いスーツと軍帽を着用。

髪型は角刈りで、左半身にかけて桜吹雪の刺青を彫っている。

元帥となった新世界編では、口髭と顎髭を生やし葉巻を吸っており、服装は白いスーツに変わり右上半身から顔面にかけて大きな傷跡があり右耳の一部が欠けている。

 

自然系悪魔の実「マグマグの実」の能力者。

体を灼熱のマグマと化し、自在に放出する事が出来る「マグマ人間」。

攻撃は主にマグマ化した拳を使って行う。

山のような巨大な氷塊を一瞬で蒸発させ、火をも焼き尽くす圧倒的な火力を誇り、高温のマグマゆえに覇気を使えない者は触れる事すらかなわない。

自らをマグマ化する事で地下を溶かし、地中を移動する事も可能。

 

32年前、海軍に入隊。

ボルサリーノとは同期。

中将時代の22年前、バスターコールによりオハラに赴く。

島から脱出した避難船に対し、「犯罪者が密航している可能性がある」という理由で砲撃を指示し、オハラの一般市民共々海に沈めた。

マリンフォード頂上戦争に参戦、白ひげのモビー・ディック号を含む2隻を沈め、スクアードへの離間の計の実行役となって陥れ白ひげに傷を負わす。

オリス広場では白ひげと交戦。

さらに処刑台から解放され逃走を図ったエースに対し、白ひげを罵倒する事で怒らせ踵を返させると、ルフィを庇ったエースの腹を貫き、死に至らしめた。

その直後白ひげに強襲され、白ひげの顔の半分(アニメでは腹部の一部)を焼き尽くすが、自身も地割れに叩き落される。

しばらく戦線離脱したが、ルフィを抱えて逃亡を図るジンベエを追撃し、2人もろとも拳で貫きルフィの胸に傷跡を残した。

クロコダイルや白ひげ海賊団残党に足止めを喰らいながらも、軍を鼓舞しながら猛攻を加えた。

コビーに無益な戦火拡大を諫められると即座に粛清しようとしたが、突如現れたシャンクスに止められた。

 

終戦後、新世界へ出動し、黒ひげ海賊団に置き去りにされたボニーを捕らえた。

センゴクの退任後、政府上層部から次期元帥に推薦されセンゴクから推薦された青雉と対立。

パンクハザードで青雉との10日間に及ぶ決闘に勝利し、新元帥に就任する。

元帥就任後、海軍本部を新世界に移転させる。

また、「世界徴兵」を行い軍を去った青雉と自身の昇進に伴い空席が出来た大将の地位に藤虎と緑牛を新戦力として加え、より強力な正義の軍隊に強化した。

ドレスローザ編では、同盟を結成したルフィとローに対し、藤虎をドレスローザに派遣する。

その後、ドフラミンゴの七武海脱退が誤報だと知るとマリージョアに向かい、海軍にも隠し世界を振り回したことを五老星に抗議する。

ドフラミンゴが倒された後、藤虎がドレスローザでの政府の非を認めて土下座した事の報告を受け、藤虎と壮絶な舌戦を繰り広げた。

落とし前として「ルフィとローの首を取ってくるまで全海軍基地の敷居はまたがせん」と藤虎に言い渡した。

 

 

・大将

 

「海軍本部最高戦力」と称される3名の総督。

本名とは別に、色と動物を組み合わせた別名が与えられる。

元帥と同じく「バスターコール」の発令権を持つ。

 

 

・ボルサリーノ(ピカピカの実)

 

 

海軍本部大将。通称「黄猿」。

間延びした口調が特徴で、掴み所が無い飄々とした雰囲気の人物。

よく黒電伝虫と子電伝虫を間違えるうっかりした所があり、感情を表に出す事はあまりないが、モノを尋ねようとして逃げられたことに腹を立て特大レーザーを放つなど割と短気な一面もある。

軍務には忠実でシビアな面を見せ、辛辣な発言も多い。

サングラスとストライプの入った黄色のスーツを着用。

新世界編ではワイシャツがタートルネックに変わっっている。

青雉と赤犬の対照的な正義を俯瞰し「どっちつかずの正義」という立ち位置についている。

またクザンやイッショウのように情に流されたり己の正義を貫き通す事は無く、サカズキのように過激な行動をとる事もない。

七武海に対しては信用はしていないが、戦力として使えるなら経歴はさほど問題視していない。

 

自然系悪魔の実「ピカピカの実」の能力者。

体を光に変える事が出来る「光人間」。

高速での移動や攻撃が可能であり、光速での蹴りや手や足から放つレーザーを主に使う。

特に足から放たれる太いレーザーは、巨大なシャボンディ諸島のヤルキマン・マングローブを一撃でへし折るほどの絶大な威力を誇り、光速の蹴りは、軽い攻撃でも蹴った相手を何件もの家屋を貫通させて吹き飛ばす威力を持つ。

指から放つ光線も強力で障害物を貫通させた上、着弾した箇所に大爆発を引き起こす。

この光線はDr.ベガパンクのよって解析され、人間兵器パシフィスタに搭載、さらにフランキーラディカルビームの元となっている。

 

32年前、海軍に入隊。

サカズキとは同期。

15年前の時点で中将の地位にあった。

12年前には、フールシャウト島でタイヨウの海賊団を襲撃し、タイガーの死に対する怒りで襲いかかってきたアーロンを返り討ちにし逮捕した。

天竜人ロズワード一家が麦わらの一味から危害を受けた報告を受け、シャボンディ諸島に出動する。

諸島に滞在していた億越えのルーキー達を瞬く間に圧倒し、さらに部下の戦桃丸やパシフィスタと共に麦わらの一味を窮地に追いやる。

しかしレイリーの妨害に遭い、さらにくまの出現によって捕縛に失敗する。

マリンフォード頂上戦争に参戦。

開戦直後に白ひげへ奇襲を仕掛けるが、マルコに阻止される。

広場にルフィが現れるとすぐさま狙い、中将2名と共にルフィを瀕死に追い込む。

さらに、中将オニグモとの連携でマルコに海楼石の手錠をはめ、能力を封じた。

ルフィが処刑台に辿り着くと、白ひげにレーザーで反撃し、さらに遠距離からエースの手錠の鍵を破壊した。

その後、ベン・ベックマンの妨害をかわしながら、ルフィとローを追撃するが、結局逃げられてしまった。

 

ドンキホーテファミリー崩壊後、七武海ウィーブルによる被害報告を受けていた。

 

劇場版「ONE PIECE FILM Z」では元上官ゼット率いるNEO海軍と交戦。

一進一退の攻防を繰り広げ、体調が万全でないゼットを徐々に追い詰めたが、ゼットがダイナ岩を起爆させた事で取り逃がす。

その後、部下を率いピリオ島で再度ゼットを攻撃し討ち取った。

 

 

・イッショウ(重力を操る悪魔の実)

 

 

海軍本部大将。通称「藤虎」。

仕込み杖を携えた盲目の剣客。

額から両目にかけて大きな十字傷があり瞳孔は無い。

藤色の着流しに下駄を履いた和装の上に海軍コートを羽織っている。

スモーカー同様、見栄や嘘で海軍の手柄にする事を嫌い、非を認めていない海軍や世界政府には納得していない節がある。

腹の内を見せようとはしないが、市民の安全を第一とする考えの持ち主で、人の為になったのならば海賊相手にも筋を通そうとするなど仁義を重んじる。

ただし、海兵となったからにはその立場は貫き、自身の目的や思惑の為なら決してその意思を曲げず命を懸ける事も惜しまず、不条理な事には相手が誰であろうと物申す。

また王下七武海制度を危険視しており、大将の立場を利用して完全撤廃を目論んでいる。

ルフィに対してはドレスローザに一件で好感を抱いており、一度顔を見てみたいと、自らの視力を奪った事を後悔する描写がある。

ルフィからも「賭博のおっさん」と呼ばれ、悪い印象は抱かれていない。

賭博が趣味でサイコロを持ち歩いている。

 

重力を操る悪魔の実の能力者。

相手を地面に叩きつけて地中まで沈めたり、上空から巨大な隕石を落としたり出来る。

さらに軍艦のような巨大なものを浮かしたり、浮かせた瓦礫を操って相手にぶつけたり、瓦礫の上に乗って移動したり出来る。

その能力はドレスローザ全土の瓦礫を一度に浮かすなど広範囲に及ぶ。

逆手の居合いの使い手で、「武装色」と「見聞色」の覇気使い。

見聞色で周囲の状況を把握できるため、戦闘で目が見えないハンデはほとんど無い。

実力は広く知れ渡っており、新参者ながら折り紙付きの化け物と称されている。

頂上戦争後に行われた「世界徴兵」で大将に就任。

サカズキの命令で部下のバスティーユやメイナードらを率いドレスローザに赴く。

港町アカシアの酒場でギャンブルをしていた際、ルフィ達と遭遇した。

コリーダコロシアムを偵察した後、部隊を引き連れグリーンビットへ向かいローと麦わらの一味の同盟関係を確認すると独断で七武海の称号剥奪を宣言しドフラミンゴと共にローを襲撃する。

ドフラミンゴがローを倒した後、ローの救出を試みたゾロ達を退け、ドフラミンゴに同行し王宮に向かいドフラミンゴと会談。

ドレスローザ支配の真相が発覚した後も、表向きは暴動の鎮圧とルフィ・ローたちの捕縛に動き、単身海軍に立ちはだかったサボと交戦する。

その後、自身の思惑を打ち明け互いに手を引くとルフィ達にドフラミンゴ討伐を賭け戦況を見守り、「鳥カゴ」の収縮阻止にも協力した。

ルフィとドフラミンゴの死闘決着後リク王の元へ出向き、ドフラミンゴの悪政を黙認していた政府の非を認め土下座をし、その様子を隣国に映像で流した。

この件でサカズキから海軍の面目を潰したと叱責されるも自身にも面子があるため全く臆さなかった。

その後2日間はルフィ達の捕縛に動かなかったが、つるとセンゴクがドレスローザに到着した日に、動き出す。

ルフィと対峙し自身が盲目である事を気遣い攻撃してくるルフィに激怒するも、バルトロメオらがルフィを連れ去った事で戦闘は中断する。

国中に残った戦いの残骸である大量の瓦礫の山を浮かせて、東の港にいる海賊たちに浴びせようとしたが、ルフィ達を逃がそうとするドレスローザ国民の遠回しな抵抗にあう。

国民達の会話を聞き取りその真意を汲み取ると、浮かせた瓦礫を選別としてドフラミンゴとの取引を潰されルフィ達への報復に現れた連合艦隊の上に落とし、政府の尻拭いをしてくれたルフィに一礼の感謝を述べた。

ドフラミンゴの護送を終えたら、ルフィとローの首を取ってくるまで基地内に入れないと通告された事から、ぶらりと旅に出ると決意する。

 

 

・緑牛

海軍本部大将。

頂上戦争後に就任した大将の一人。

現時点では名前のみ登場。

新参者だが、その実力は藤虎と共に化け物と称されている。