第二弾投稿です。

 

前回に続いて、日本のキリスト教界でいよいよ進行する腐敗を取り上げようとも思っていたのですが今度はちょっと海外ニュースです。

 

LGBT教育: 恐るべき人格破壊のアジェンダ

 

10歳の子供が5日間停学処分--------ちょっと質問しただけで!

 

ロンドン南部CroydonにあるHeavers Farm 小学校で10歳の生徒二人が、プライド月間LGBT授業を免除してほしいと申し出たことで停学処分となる事件がありました。

 

https://www.lifesitenews.com/news/10-year-old-girl-suspended-for-asking-to-be-exempted-from-lgbt-school-lesson

 

友人一人とともに停学処分を受けたKaysey さん五年生。

 

ことの概要はこう報じられています。

 

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[2019年]6月20日、友達のKaysey[女子生徒]の隣に座っていたFarrell [男子生徒]は、色づけのためのLGBT教材が配れらていた時に五年生のクラスの教師に対して「先生、この授業に参加しないでもいいですか?」と質問。教師は許可を与えることを拒否しLGBT授業はカリキュラムの一部と言った。

 

授業の後教師はFarerllが「LGBT最低、LGBTは馬鹿」と「ホモフォビックな言語」を使ったと断罪した。だが児童自身は否定している。

 

女性とKaseyの隣に座っていたFarrellは、自分がキリスト教徒であり教師に対して、自分の宗教を理由としてLGBTを受け入れないと言った。教師は二人の子供たちに対して「彼らが死んで欲しいの?」聞いたがFarrellは「違います」と答えた。しかし出身国に戻ったら彼らはゲイであったら処罰されるとFarrellは教師に言った。

 

教師がFarrellにどこの出身かと尋ねるとFarrellは「アフリカ系ジャマイカ」人でありそこでは皆がキリスト教徒カトリックであり、LGBTを受け入れません」と言った。

 

Kayseyによればその後Papas教諭はクラス中の前で子供達に向かって叫んだという。「よくもそんなことを?あなたはこの学校の面汚しです」

 

教諭は二人の子供達に教室を出るよう言った。Papas教諭は子供達を別の部屋に入れ、Kayseyに対して「よくもLGBTの人たちを殺したいなどと言ったわね」と言ったが、Kayseyは「殺すなんていってません」と答えた。Papas教諭は彼女に叫び「いいえ言いました。嘘をつくのはやめなさい」 

 

聖霊派キリスト教徒のKayseyは10時から3時まで留め置かれたと言っている。

 

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なんだか、むしろこの教師の精神状態が心配されます。早く休職してカウンセリングを受けたほうがいいのでは?と思わされますね。

 

(また、イスラム事情も観察している筆者からすると、このテのひとはほとんど絶ッ対と言っていいほどイスラム教徒の生徒にはケンカ売らないんですよねえ~...........確実におとなしい相手だけを選びますな)


また、記事をよく読むとこの生徒達は不規則行為もせず、サボりもせず、結局授業に参加したようです。だとすると、このような処分を下す理由などなにもない。実際、ここで五日間の停学処分が下されたことは違法であるとして当局に通報されたようです。

 

https://www.christianconcern.com/press-release/headteacher-reported-for-excluding-christian-children-over-alleged-anti-lgbt-comments

 

また、その一人である、女子生徒Kaysey さんは事件に関してこう語りました。

 

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「みんながLGBTはどういう意味かを習う前に、誰もが自分は何のジェンダーかを知っています。でも今は皆が混乱しているんです」

 

「それで自分達は両性愛者あるいはトランスだと言っているのは混乱しているからなんです。これが起る前は自分達が何であるかに完全な自信があったのに今は違います」

 

「これは他の子供達に本当に影響を及ぼします。なぜなら彼らは自分自身への自信を失って、自分を見ながら『なぜ私はこういう人間なんだろう?なぜ他の誰かになれないのだろう?』と尋ねているからです」

 

「これら全てが起るまえは、皆自分達が誰かを知っていました。生徒達は今、四歳になるまでには自分達のジェンダーが何なのかを選択することを迫られています」

 

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「LGBT教育を受ける前は、皆自分が誰であるかに自信を持っていたのに、今は子供達が皆混乱し自信を失っている」.....!

 

これ重要な発言だと思います。

 

私がツイッターのほうで以前抄訳した、ある小児科医の意見が、これとよく符号していますので紹介します。

 

LGBT教育という『ガスライティング』

 

https://www.tfpstudentaction.org/blog/dr-michelle-cretella-on-transgender-ideology

 

小児科医として経験を持つMichelle Cretella女史は「トランスジェンダリズムは一種の児童虐待」と断じ、こう語ります。

 

「3歳といった幼稚園児は「男の子/女の子」として自分を認識できます」

 

「(しかし)殆どの幼児は男児は成長し男性となって男性であり続けること、女児は成長し女性となって女性であり続けることを理解していません」

 

「最近カルフォルニアのRocklinでは教師が幼稚園児に対し2つの絵本を読みました」

 

「赤い包装紙で包まれた青いクレヨンの話で子供たちに『外側と内側は合わなくてもいいんだ』と教え、続いて、「I Am Jazz」という、3歳から女児として振舞ってきた男児の話を読む」

 

「そして、一人の男の子が教室から退出しドレスを着て再び戻ってくる」

 

「教師はその男児が性を変えたことを宣言し皆に彼を女の子の名で呼ぶよう求めた」

 

「ひとりの女児がこの出来事を怖がり帰宅後母親の前でひどく泣きました」

 

「『私は男の子に変わっちゃうの?私男の子に変わりたくない!ジョーイ(仮名)は女の子になったの、私は男の子になるの?』」

 

「私は母親から電話を受けたのでこれを知りました」

 

「この母親は狂っていると言われ、その娘の反応は問題だとみなされています」

 

「トランスジェンダーイデオロギー..は幼児虐待です、それは子供たちに『ガスライティング』を仕掛けるからです」

 

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ちなみにこの『ガスライティング』、聞きなれない単語ですが

 

「心理的虐待の一種であり、被害者にわざと誤った情報を提示し、被害者が自身の記憶、知覚、正気を疑うよう仕向ける手法」です。例えば嫌がらせをしたあとにその事実を加害者側が完全に否定してみせる、など。

 

それで、被害者側はおかしいのは自分のほうなのではないか、と思ったり、現実感覚を失って加害者の意のままに操られるようになるわけです。

 

 

冒頭の事件は小学校、小児科医が取り上げたのは幼稚園の事件ですから若干背景が違いますが、一つ通底するものがあります。

 

それは、基本的に多くの子供達は自分が男児あるいは女児であるということに疑問を持たず、またそれが自分のアイデンティティを構成する要素ともなっています。

 

まさにLGBT教育の一環であるジェンダー教育は、その根底部分を打ち壊す働きをもつものだということです。

 

これはジェンダー教育だけでなく、ことさらに同性愛を称揚したり、ドラアグクイーンを全面に採用した教育も同じです。

 

 

多くの子供達は何も教わらないうちから、女装した男性に違和感を持ち、また同性、特に男同士でイチャイチャしているのを「気持ち悪い」と感じるものです。

 

もうこれは組み込まれた本能のようなものです。

 

ただ、常識ある大人としては、そういう人物がいても、何もせず遠巻きにそっとしておくものではありますが、そのような感情が消失するわけではありません。

 

ところが、このような教育は、そういった深くに組み込まれた感情そのものを「持っているほうがおかしい」と断じる。つまり自然な反応に対し「それはビゴット/ホモフォビック=つまり絶対悪だ」と決め付ける。

 

また、上述の小児科医の証言では「性が変わるかも知れないということにひどく恐怖を抱いた女児の反応は『異常』とみなされた」ということです。

 

ここでもまた自然なものが「異常」と言われる。

 

さらには、本来なら多くの女性は女性スペースに男性が入ってくるだけでギョっとして恐怖感を感じます。

 

https://blogs.yahoo.co.jp/tfjblog/57479502.html

 

ところが、トランス主義の文脈ではその恐怖感は「トランスサベツ」だと断罪されます。

 

つまりこのような教育を受ける子供達はこうなります。

 

自分が生まれつき男児/女児であり、それまではアイデンティティに安住していたとしても、それが変わっていくかも知れないという漠然とした「不安」を持たされる。

 

また同性が結びつくことに対し、あるいは男が女装したり、女性スペースに侵入することに対して本能的に気持ち悪さや恐怖を感じる自分を「否定」される。

 

つまりこれらの運動および教育は、それを受ける者がその過激なアジェンダに適合できるよう、自分で自分の自然な感情や本能を「疎外」するように仕向けるわけです。


私はこのことに気づいたときに、なんだかLGBT運動というものはキリスト教の悪質なパロディなのではないか、と思わされました。

 

『汝悔い改めLGBTを信じよ、信じぬ者は不敬虔者なり』

 

自分自身をひたすら否定し、疎外し、断罪する。

 

しかし、キリストによる場合は、人は自分を否定した後新しく生まれ、キリストとともに生きるようになります。

 

キリストの命がその人の中で生きるのです。(参考: ガラテヤ書2:20)

 

そしてその人がかつて持っていた能力、夢、ビジョン、特技、性質、傾向などは、神のご計画の文脈で新たな意味を与えられ用いられます(例えば、厳格なパリサイ人であったパウロは、ユダヤ人にとっては最も手ごわい「イエスの論客」になりました)

 

ところがLGBT運動の場合、否定、疎外、断罪の挙句には、何が待っているでしょうか?

 

ともあれ、キリスト者が神とともに歩んでいる場合でも、キリストに似せられた形に作り変えられる人格の変容は一夜にしては起りません。それどころか、数十年単位がかかります(私のようなガンコな者ならなおさらそうです。)

 

しかし、LGBT教育では神でさえあえてやらないような急激な「人格改造」を、4歳から10歳といった幼い子供達に対してやろうとしています。いや、改造というより「破壊」でしょうか。

 

男同士が結び付き、男性が女装することの「不自然さ」をないものとし、ペニスのある女性もいると、科学に真っ向から反することを強弁する。

 

子供たちは、本来の自分の性質(e.g., 「女装男に違和感」「自分は生まれつき男児/女児」「結婚するのは男女が自然」「女性スペースに男体持ちが入ってほしくない」)、や、

 

周囲の現実があらわす事象(「子供が生まれてくるのは必ず男女のカップル」「生物学的に性別は男女の二種類だけ」)を完全に否定するプロパガンダを継続して流し込まれていったら、

 

やがてこの「ガスライティング」によって、自分自身を見失い、そしてまた現実を認識する能力を失っていくでしょう。

 

まさしく、LGBTのアジェンダとは「人格破壊」としか思えません。

 

しかし、この「人格破壊」が真に狙っているところは何でしょうか?

 

筆者にはなにか、うすぼんやりとですが見えてきているものがあります。これをこの先書いていきたいと思います。