「雨夜の品定め」とは
人の優劣などについて論評する事です
ある雨の夜
光源氏(ひかるげんじ)が
宿直の退屈さをまぎらわせるため
訪れてきた
頭中将(とうのちゅうじょう)
左馬頭(さまのかみ)
藤式部丞(とうしきぶのじょう)らと
女性の品評や体験談に
花を咲かせました
紫式部(むらさきしきぶ)の
源氏物語「帚木(ははきぎ)の巻き」の一場面です
紫式部は
『貴公子はこのように女性を品定めしているので
気をつけなければならない』
と言っています
ここから人をあれこれ論評することを
「雨夜の品定め」と言うようになりました