振り子式の時計は

ゼンマイや重りで動きます

 

 

ゼンマイや重りで

動力を受けた歯車は

何もしないと

どんどん早くなってしまいます

 

 

それを一定のスピードに

しているのが振り子です

 
 
 
 
 
この振り子
最初の一振りだけは
人間の指で振ってやらないと
いくらゼンマイを巻いても動きません

 
 
 
 
 
 
毎日、柱時計のネジを巻き
時間を合わせて
振り子の一振りをするのは
昭和の男の子の大事な仕事でした
 
 
 
 
 

振り子の一振で
最初の歯車が一刻み動き出すと

その次の歯車、その次の歯車と動き出し

そして、すべての歯車が動き出します

 
 
 
 
 
 
 
なにか新しい事を始める時
不安で最初の一歩が踏み出せない時
私はこの柱時計を思い出します
 
 
 
自分がアクションを起こせば
助言者や協力者が次から次と現れ
すべての歯車が動き出すような
気がします
 
何もしなければ、何も起きません
 
振り子の一振りがなければ
柱時計は動かないのです
 
 
 
 
 
 
 追伸(P.S.)
当時の時計は一日で2~3分狂うのが
当たり前で
毎日、時間を合わせる必要がありました
(今では考えられない事ですが)