お相撲さんの髷(まげ)の先端は

イチョウの葉に似ています

そこから
大銀杏(おおいちょう)と
呼ばれています
 
 

 

 

 

相撲取りがまわしの前に

つけている
棒状の暖簾(のれん)のような
ヒラヒラを「下がり」と言います
 
 
昔、相撲は天皇や殿様など
偉い人の前で行われていました
 
裸でも失礼のないように
前垂れのついた「化粧まわし」を
つけていたのですが

 
 
 
相撲を取るときに邪魔になり
廃止され
その名残として「下がり」を
つけるようになったと
言われています

 

 

 

 

関取(十両以上の力士)のまわしは

絹製で【締め込み】と言います
 
関取の「下がり」は
【締め込みの共布】で作り
布糊(ふのり)で固めます
 
 
 

 

大銀杏(おおいちょう)も

絹製の【締め込み】も

布糊で固めた「下がり」も
 
 
関取(十両以上の力士)にしか
許されていません
 
 
 
 
 
 
追伸(P.S.)
関取の語源は
「名乗っただけで関所を通る
ことができる」
ことに由来しているようです
(諸説あります)