「日中連絡のとれる電話番号を
お書きください」と
書類の電話欄にはそう書いてある
自宅の固定電話か携帯電話の
番号を書くのが普通だ
まだ電話があまり普及して
いなかった時代
書類の電話欄には
(自宅)(会社)以外にも(呼び出し)
と云うのもあった
電話所有のご近所さんの
電話番号を書いた
その家の人が「電話ですよ」
と呼びに来てくれた
こちらが電話をかける時も
そのお宅の電話を借りた
電話が終わるとお礼を言って
市内電話なら10円を置いて
帰った
どの家も固定電話は玄関に
置いてあった
近所の人が気兼ねなく使える
ようにとの配慮だった
今では考えられないが
いい時代だった
追伸
今でも古い家のお宅には
玄関に固定電話が設置されて
います
当時の名残(なごり)なのです