10/7/12
会社へ行った。
無理やり起きて、食欲がないため朝食におかゆを食べた。母ありがとう。
車で会社の駐車場に着くが、降りる勇気がなかった。
引き返す勇気もなかった。家にいても憂鬱が晴れないから。
少しためらって、職場に向かった。
最低限の挨拶だけで、自分の席に着いた。
何をしたらいいだろう。
パソコンで勤怠を付けねばならない。
滅多に会社を休まないため、やり方がよく分からなかったが何とかやれた。
他に紙の休暇届けも出さねばならない。
それは、今いる建物の隣にあるのでとりに向かった。
ここでも最低限の挨拶のようなことをつぶやく程度で、
例の紙切れを手に入れた。速く歩けない。
ふらふら廊下を歩いていると、作業長に合った。
「どうしたんだい?先週は」木曜・金曜と2日続けて休んだわけを聞かれた。
「実は欝なんです」と答えた。
今日の目的は、診断書の提出、もしくは自分が欝であることの告白だ。
作業長は、僕を人気のない部屋に連れて行った。
とても体調が悪いこと。医師の診断書を持っていること。
対人関係で悩んでいること。仕事を続けていく自信がないこと
などを話した。
作業長は昨年末、腰痛で1ヶ月半ほど休職していた。
家にいても不安が大きくなる。薬の副作用なら薬を変えてもらえばいい。
過去のことにとらわれず、一歩前に進んでみたらどうかと言った。
休職できるかどうかは、課長に相談してみないと分からないそうだ。
そして、その診断書はドクターストップなのか自分で書いてくれと頼んだのかと
聞かれた。
「自分で書いてくれと頼んだ」と僕は答えた。
午後、課長に呼ばれた。
診断書を提出した。
課長は「これがあるなら、休んだらいいんじゃない」
やけにさっぱりした言い方だった。
午後の仕事も何とかこなした。
夕方、総務の担当者から休職についての説明を受けた。
傷病手当の受け方とか。
とんとん拍子に事が運んだ。
明日から、休職状態になる。
帰りに虹を見た。
家に帰る途中、不思議に元気だった。
家に帰ると、気分が悪くなりそうなので、
すこしドライブを楽しんだ。
家について、風呂に入って、夕食を食べた。
ここまでも、以外に元気だった。
この気分はいつまで続くのだろう。
ずっと続くといいのにと思う。そうなればいい。