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本尊阿弥陀如来坐像(重文、1139年)
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鳥羽法皇御影(室町~江戸初期)
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孔雀明王像(重文、平安時代末~鎌倉時代)
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明月記断簡(鎌倉時代)


 この日、京都非公開文化財特別公開を拝観する事を主目的の京都散策は安楽寿院からのスタートでした。

 今回、安楽寿院で公開されている宝物は、今年、京都創文社から発刊された「鳥羽離宮を訪ねて」にカラー写真で紹介されていますので、そこに掲載されている写真を何枚か紹介させてもらいました。 

 収蔵庫「本御塔」には、他に阿弥陀聖衆来迎図(重文)、普賢菩薩像(重文)という貴重な仏画や、鳥羽法皇御影と三幅一対の美福門院御影、八条女院御影など興味深い宝物が展示されていました。 

 拝観は最初、書院を拝観して、その後に収蔵庫「本御塔」を拝観する順序になっていましたが、書院には明月記断簡が展示されていました。 

 この日、明月記断簡を関西学生古美術連盟所属の大学生が解説してくれましたが、記載内容説明に「27日に左大臣に従い」という部分が有ったので、左大臣は何方か気になりお尋ねした所、ご存知無かったので、その後、収蔵庫「本御塔」で、ご住職にお会いした時にお尋ねした所、すぐに調べていただき「九条良経」だと教えていただきました。