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阿弥陀仏石像と牡丹の花
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境内の牡丹の花
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宝物館前の保園江司(ほぞのこうじ)さん

 奥院では、他で見かけない珍しい牡丹の花も見れて満足出来ました。 

 先日、奈良国立博物館に出展されていた奥院所蔵の「法然上人行状絵伝」(鎌倉時代、重文)を見て、久しぶりに奥院の宝物館に展示されているものも見てみたいと思い、宝物館も拝観させてもらいましたが、これまで見かけた事のなかった若い男性が宝物館の担当で中におられました。 

 その方の声が、宝物館で流している館内案内の音声と似ているなと思い、確認した所、間違いないとの事でした。二年ほど前に吹き込まれたそうです。 

 この男性は、保園江司(ほぞのこうじ)さんという今年30歳になる俳優をされている方で、大阪にある妹尾和夫氏主宰の劇団パロディフライに所属し、年に二回、大阪市内で公演をされている事や、現在はKBS京都のラジオ番組「妹尾和夫のパラダイス京都」(毎週金曜 10時から14時放送)にリポーターとして出演されている事などをお聞きしました。 

 私と共通点もあったので色々話をさせてもらった後、写真も撮らせてもらい、ブログと日記に写真掲載をする許可をもらいました。
 現在、奈良国立博物館に奥院所蔵の「法然上人行状絵伝」が出展されている事については、こちらのお寺の、過去にとらわれない心の広さを感じます。 

 解脱上人貞慶といえは興福寺を代表する形で法然上人を攻撃した人ですから、こちらのお寺にしてみれば祖師の宿敵のような人物ですが、そのような人でも今年は八百年の遠忌という事で、その功績を讃える特別展に寺宝を貸し出される寛容さに敬意を表したいと思います。