第46回 歌舞伎町 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・






【歌舞伎町の概要】新宿の靖国通りの北側にあり、毎日三十万人が出入りする、東洋最大の歓楽街である。約35万平方メートルの区域内に、映画館、劇場、ゲームセンター、クラブ、ソープランドなどの他、レストラン、バーなどの飲食店が4000もあり、カジノや風俗店などが5700以上もある。夜になると、地域全体に夜通し灯りがともり、大変なにぎわいを見せるため、「不夜城」と呼ばれている。


【歌舞伎町の歴史】もともと「大久保」と呼ばれていた窪地の湿地帯が、明治以降は鴨場となっていた。第二次大戦後は歌舞伎の演舞場建設の計画が生まれて「歌舞伎町」と命名されたが、計画は実現しなかった。在日華僑たちは、ここで行われた博覧会で利用されなかった土地を購入して大いに発展し、地域の繁栄を担った。近年は中国や韓国からの観光客が多く、昼間はあちこちでツアーグループが観光する姿が見られる。


【歌舞伎町の治安】日本で犯罪率が最も高い場所で、暴力団事務所が約120ヶ所あり、構成員は1000人に達する。面積で単純に計算すると、刑事事件の発生数は、東京都内の平均の40倍である。2001年のビル火災では、死者44人を出した。翌年2月には街頭に50台の防犯ビデオが新設された。2004年に警察は大規模な取り締まりを行い、非合法の風俗店やアダルトショップなどが営業停止になった。












タイトル:「龍が如く」
場所:ドンキホーテ新宿店
撮影のポイント:歌舞伎町を舞台とする人気ゲームの巨大ポスターの前を、華やかな服装の女性が通り過ぎる。架空と現実が交錯し、強烈な対比が生まれる。まず好ましい画面を選択してから人が通るのを待って撮影するという方法を採った。
使用フィルタ:Sutro+彩度(周囲が暗い映画の画面の雰囲気を出した。フレームの装飾効果。)






タイトル:「明と暗」
場所:ナビゲート東通り
撮影のポイント:たいへん色鮮やかな店の入口と背後の路地の対比。画面を二つに分ける構図を採用した。左側は明るいが、人を暗黒の世界に導き、右側の飲食店は暗黒の中に隠れざるを得ない。
使用フィルタ:Lofi+彩度(赤と黄の組み合わせと、明るい場所と暗闇のコントラストを際立たせる。フレームの装飾効果。)












タイトル:「高みから見下ろす」
場所:振興組合ビル
撮影のポイント:ホストたちがほほえむ電飾看板の上に、巨大なゴリラが目をむいている。看板の下から見上げ、ゴリラの手が顔の表情を隠さないように注意した。傾斜する対角線の構図で、画面の不安定感を強調した。
使用フィルタ:Sutro+彩度+対角のぼかし(明暗と色彩の強烈な対比を作り出す。フレームの装飾効果。)






タイトル:「街角」
場所:ギラギラガールズ
撮影のポイント:妖艶な背中、セクシーな刺青……歌舞伎町の縮図とも言えるような巨大な看板が、画面の四分の三を占める。残りの四分の一の明るい道が、これが夢ではないことを教えてくれる。
使用フィルタ:Lofi+彩度(線と色彩が極致まで表現されている。フレームの装飾効果。)














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