九州 門司港 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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門司港は、私が大好きな観光地です。近代日本の歴史を支えて歴史に名を残した門司は、明治から昭和初期にかけて非常に繁栄しました。ここは日本三大港の一つであり、古い建築物と新しい都市が共存する、二つのまったく異なる顔が調和した観光地でもあります。かつては国際貿易港だったため、門司港付近には多くの風情のある西洋館が保存され、濃厚な異国の雰囲気をたたえています。門司港には、どんな面白い場所があるのでしょうか?今日は私が、いろいろご紹介したいと思います。

まず、古い歴史を持つ門司港駅です。1914年に建設された九州で最も古い木造駅で、左右対称の優美なネオ・ルネサンス建築様式で有名です。駅内の一部の内装設計と青銅の屋根は当時の様子をそのまま残していて、大正初期のロマンチックな風情が満ち溢れています。特に駅員さんたちが1872年の開業当時の制服を再現したものを着ているのが、レトロでとてもすてきです。機会があったら、是非彼らと一緒に記念写真を撮ってください。門司港駅のそばには、九州鉄道本社の赤レンガの建物を改造した鉄道記念館があります。施設は、本館、車両展示場、ミニ鉄道公園の三つのエリアに分かれています。鉄道マニアや、明治時代の古い電車を見てみたい人は、絶対見逃せないポイントです。

駅を出たら、観光ルートに沿って、まず関門海峡ミュージアムに行って知識を増やし、さらに先に進んで旧門司三井倶楽部、旧門司税関の赤レンガ庁舎、旧大阪商船ビルなどの美しく感動的な西洋建築と一緒に記念写真を撮りましょう。あるいは、日本の代表的な建築家、黒川紀章さんが設計した高層ビルの31階にある、高さ約103メートルの門司港レトロ展望室に上り、関門海峡周辺の景色を堪能し尽くすのもいいでしょう。そうそう、門司港駅から遠くないところに「栄町銀天街」という商店街があり、ここも昭和のレトロな雰囲気にあふれています。この商店街では、おいしくて可愛いケーキ屋さんや、生活雑貨用品店、土産物店、洋食レストランなどがあり、是非行ってみる価値があります。

最後にもう一つ。みなさんが門司港に行ったなら、門司港名物の焼きカレーを絶対食べてください。この特殊な焼きカレーは門司港が発祥の地と言われ、少なくともこの地の30軒以上の専門店で食べることができます。それぞれの店では味と材料が異なるので、食べに行く前にネットで内容を調べて、どこの店に行くか決めた方がいいでしょう。食欲の秋、旅行の秋、読書の秋……。さあ、あなただけの秋の楽しい旅行を計画しましょう。(哈日杏子執筆、撮影)













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