アニメ・マンガの日本語 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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日本語の大好きなみなさんは、普段日本語を勉強していて、教科書の単語や文法が無味乾燥でなかなか覚えられないと思うことや、標準的な発音を学ぶ方法がなくて頭を痛めることはないだろうか?もしそうなら、今日みなさんにご紹介する「アニメ・マンガの日本語」という日本語学習サイトを是非試していただきたい。

「アニメ・マンガの日本語」は、日本の国際交流基金関西国際センターが企画・製作したものだ。国際交流基金は外務省所管の独立行政法人で、日本政府系の国際文化交流機構として1972年に創設されて以来、文化芸術交流、日本語教育、日本研究・知的交流などの文化活動を展開している。その活動の一環である「アニメ・マンガの日本語」は、「アニメ・マンガ好きの世界中の日本語学習者が、アニメ・マンガを入口として、楽しく日本語を学ぶことで、日本語や日本文化への理解を深め、さらなる日本語学習の動機づけとすること」を目的としている。


「アニメ・マンガの日本語」の内容は豊富で、四つのジャンルに分かれている。日本語を学んだことのある方ならご存知だろうが、日本語では立場の違う人の表現のしかたは大きく異なっている。最初の「各役柄の表現」では、アニメやマンガに出てくる典型的な8つの役柄(男の子、女の子、不良、武士、おじいさん、お嬢様、執事、大阪人)の特徴的な表現方法が学べ、音声を聞いて誰の台詞か当てる方法で覚えることもできる。二番目の「各場面の表現」では、恋愛、学校、忍者、武士の4つのマンガ・アニメを題材としている。それぞれの題材がさらに多くのシーンに分かれ、各シーンが1ページのマンガになっており、台詞のある場所には翻訳と発音がついている。マンガを見ながら音声を聞いて、いろいろなシーンの自然な日本語の表現法を学べるし、漫画のシーンの状況がよくわかっているので、日本語学習の中で頭の痛い擬音語も克服することができる。三番目は「用語テスト」で、初級、中級、上級の三つに分かれ、クイズ形式でいろいろなテーマにおける表現のしかたを学ぶことができる。各用語には漫画と台詞の例がついている。四番目は「漢字ゲーム」で、初級と中上級の二つに分かれている。ゲームの形でいろいろな題材のアニメやマンガによく出てくる漢字の意味と読み方を学ぶことができる。ゲームの画面は爽やかで可愛く、合格すると賞品がダウンロードできる。


「アニメ・マンガの日本語」は、楽しみながら日本語を学ぶ方式になっており、本には出てこないアニメやマンガ特有の表現と正しい発音が学べ、自分の趣味やレベルによって自習でき、すべて無料で登録の必要もない。百聞は一見にしかず。さあ、今すぐやってみよう。













(C)2012 The Japan Foundation Japanese-Language Institute,
Kansai

「アニメ・マンガの日本語」 http://anime-manga.jp/ (日、英、西、韓、中、仏)