第33回 人形町 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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【人形町の概要】百年の歴史を持つ街である。浅草と同じように有名だが、浅草より静かで落ち着いている。生活の息吹が感じられるため、とても人気がある。老舗の名を誇る大小の飲食店や、和菓子や洋菓子の店、特色のある食品店、さらには今日まで技術を伝える伝統工芸品の店もあり、甘酒横丁、繊維問屋街、せともの祭り、べったら市などが有名で、和風の雰囲気いっぱいである。テレビドラマ「新参者」の舞台でもある。


【人形町の歴史】400年前の徳川家康の時代に、江戸歌舞伎の発信地として盛んになった。その後、一般市民を対象とした人形浄瑠璃が発展し、この地域は人形制作者や人形遣いの住む町として大いに発展した。江戸幕府が開かれてから400年間、ここは様々な人々の生活や伝統を支え、今でも昔の人情や歴史の温かさを感じる街である。


【人形町の水天宮】庶民的な気分に溢れる、安産などで有名な神社である。安産祈願、海難防止、商売繁盛などにご利益がある。「戌の日」の祈願のために、多くの妊婦やその家族が訪れる。毎月5日には、楽しい縁日が行われる。1月に行われる「初水天宮」の日には、多くの人がつめかけてたいへん賑やかになる。












タイトル:「時計台」
場所:甘酒横丁附近
撮影のポイント:通りの間に立つ「からくり時計台」である。見上げるように撮影し、高さを強調すると共に、母親が子供に沐浴させ、子犬が戯れる、風情のある絵をはっきりと表現する。
使用フィルタ:Nashville+彩度-フレーム(曇ったような天気を作り出す。フレームを除去して情報量を増加する。)






タイトル:「晴天」
場所:水天宮
撮影のポイント:神社の入口にある階段から見上げて、門の上にある巨大なマークを撮影した。警備員の厳しい姿と、周囲のマンションや民家が、不思議なアニメのような構図を作っている。
使用フィルタ:Lo-fi+彩度(青空の雲と金属の質感を強調する。フレームが装飾効果を上げる。)












タイトル:「静寂」
場所:人形町交差点付近
撮影のポイント:大観音寺の入口附近の、様々な色ののぼりが、石灯籠と共に静かで厳粛な雰囲気をかもし出している。構図を選ぶ時、できるだけテーマと関係のない要素を排除し、画面全体を簡潔明瞭にした。
使用フィルタ:Earlybird+彩度(昔の雰囲気と効果を出し、「歴史感」を体験できるようにする。)






タイトル:「今昔」
場所:堀留町バス停
撮影のポイント:人形町一帯の歴史を最も感じさせる、昔と今のポストの対照。目の高さで対象を撮影する構図を採った。長い歴史が、二つの異なるポストによって感じられ、深く考えさせられる。
使用フィルタ:Hefe+フレーム(色彩のコントラストを増して強調する。フレームを除去して情報量を増加する。)














人形町商店街 http://www.ningyocho.or.jp/