第31回 アメ横 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・






【アメ横の概要】上野附近の高架橋の下に軒を並べた、たくさんの店舗から構成された商店街である。昔、米軍の払い下げ品の販売を主に行っていたため、この名前がついた。様々な店舗の数は500を超え、菓子、乾物、衣料、玩具、スポーツ用品、アクセサリーなど、日用品から高級輸入品まであらゆるものがそろっており、価格は安い。新鮮な魚介類も買うことができる。


【年末のにぎわい】普段は、一日に来る買い物客は10万人前後だが、年末の大売り出し期間には、東京の住民が大勢押しかけて、新年の食材や雑貨を買いまくり、たいへんな人出でにぎわいを見せる。クリスマスから年末までの数日で、200万人を超えるという。アメ横で扱う魚介類が築地と異なるところは、築地では卸売の量販が主体で、値引き交渉ができないのに対して、アメ横では誰でも買うことができ、値引き交渉が普通であるという点である。


【ドラッグストアが集まっている】アメ横のドラッグストアは、東京で最も安いと言われる。マツモトキヨシはその中では価格が高いが、品ぞろえがたいへんよく、休日には四大日本ブランドの商品を30%引きにする。OSドラッグは値段が安いだけでなく、サービスも一流である。御徒町駅の方に少し歩いて行くと、「多慶屋」や「三千里薬局」など、華人たちにはおなじみの安価な店があり、大いに収穫が得られるだろう。












タイトル:「高架橋下」
場所:アメ横の御徒町側入口
撮影のポイント:高架橋と近くの建築がV字型を作り出し、上部の巨大な表示が右側に傾いているように見える。画面全体が揺れ動くような不安定感に満ちており、時代の雰囲気を感じる。
使用フィルタ:Sutro+彩度-フレーム(暗い黄昏の雰囲気を作り出す。フレームを除去して情報量を増加する。)






タイトル:「全員集合!」
場所:御徒町駅附近
撮影のポイント:正統な構図を取り、画面を二つに分ける。上部は平面的な装飾画、下部は立体的な道路表示。さらに赤、黄、青の色が加わって、和風の雰囲気が漂う。
使用フィルタ:Lofi+彩度(画面を明るく、色彩を鮮明にする。フレームの装飾効果。)












タイトル:「多国籍絵馬」
場所:徳大寺
撮影のポイント:アメ横に外国人が集まってくるという特徴を間接的に表現した。日本語、英語、中国語、韓国語、イタリア語……。様々な言語による「絵馬」がかかっている中心に、「O.K.」という暗示的な言葉が目立っている。
使用フィルタ:Hefe+彩度-フレーム(フレームを除去し、「絵馬」がはっきりとたくさん見えるようにする。)






タイトル:「日常」
場所:アメ横の上野附近の入口
撮影のポイント:画面を三分割する。中ほどのアメ横センターと下部の彫刻は掛け軸のようで、左右両側の人々が生活する画面を支えている。日常のワンショットと、人間世界の息吹。
使用フィルタ:Inkwell+彩度-フレーム(モノクロ写真で歴史感を出す。フレームを除去して、パノラマ画面のような映画効果を作り出す。)














アメ横 http://www.ameyoko.net/