第30回 下北沢 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・






【下北沢の概要】東京都世田谷区にあり、無数の小劇場、小ホール、ライブハウス、中古レコード店、古着屋などが集まる文化のおもちゃ箱のような街で、略称は「シモキタ」である。国士舘大学(梅ヶ丘キャンパス)、明治大学(和泉キャンパス)、東京大学(駒場キャンパス)から近いので、多くの学生が行き来している。「日本の若者が最も住みたい街」というアンケートで、常にベスト3に入る。


【夢見る人々の故郷】下北沢は東京の中にあるが、慌ただしさやストレスがなく、他の地区とは明らかに異なっている。安く出店できるので、若い経営者ががんばっているカフェや、アニメグッズの店などが経営を続けることができ、古着屋は価格が安く、快適さと自由の追求や憧れを象徴している。車両が通行できない小さな路地がたくさんあり、小さな家が集まっていてとても雰囲気がある。


【劇場、音楽祭】毎年2月には、1ヶ月間続く演劇祭が行われ、8つの小劇場で様々なプログラムが上演される。一方7月に行われる下北沢音楽祭には、小ホールで音楽を聴くこともできるし、狭い路地で足を止めてライブを楽しむこともできる。中国では、宮崎あおいが声の出演をした「魔法遣いに大切なこと」で、この異郷の楽土を知った人も多いだろう。












タイトル:「道案内」
場所:北沢2丁目付近
撮影のポイント:古着屋の店員と道端の小さな神社が、緑色の電柱によって画面の両側に分けられている。黄色い看板の矢印は、ちょうど神社の方を向いていて、笑いを誘う。
使用フィルタ:Lofi+彩度(各部分のコントラストを強化し、陽光と陰影の効果を際立たせる。フレームの装飾性。)






タイトル:「大安売り軍団」
場所:ZENMALL下北沢店
撮影のポイント:半分は「完全閉店」の横断幕、半分は胸の前に宣伝のたすき掛けをしたマネキンたち。対角線の構図を用いて、不安定感を際立たせる。
使用フィルタ:Kelvin+彩度-フレーム(黄色のたすき掛けの雰囲気を強調する。フレームを除去して情報量を増加する。)












タイトル:「放浪者」
場所:ヘアサロンKING
BEE
撮影のポイント:被写体の前に立って、上から見下ろして撮影する。ぼさぼさの巻き髪、花びらがしおれた造花、木彫りの足が三角形を形成し、画面にバランスと安定感を与えている。
使用フィルタ:Hefe+彩度(地面とマネキンの質感。花びら鮮明な色調。フレームの装飾性。)






タイトル:「路地の小劇場」
場所:「劇」小劇場
撮影のポイント:最も下北沢的な文化を表現している場所である。道路から正面にアングルを定め、人物をできるだけ画面の下の三分の一に配置し、より多くの人物が画面に入るようにする。
使用フィルタ:Sutro+彩度(画面全体に黄昏の色調をかぶせる。フレームの装飾効果。)














ぶらり下北沢 http://www.burari-shimokitazawa.com/
  I LOVE下北沢 http://love-shimokitazawa.jp/