あっちゃんの「卒業」前後 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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3月25日の夜、日本の国民的アイドルグループAKB48の絶対的エース、前田敦子が突然グループからの「卒業」を宣言した。AKB48さいたまスーパーアリーナのその日の公演が終わろうとしていた時、彼女は突然「みんなに話すことがある」と言ってこのように語った。「私は14歳のときにAKBのオーディションを受けました。そのオーディションを受けることは私にとって人生ではじめての大きな決断でした。そして今日ここで、2回目の大きな決断をさせてください。私、前田敦子はAKB48を卒業します。」このニュースはその場にいた数万の観衆を騒然とさせただけでなく、インターネットを通じてあっという間に世界中に伝わり、翌日の日本の多くの新聞のトップを飾った。ニュースによる大きな衝撃は、2002年に後藤真希がモーニング娘。を卒業したあの7月31日の衝撃を超えるものだった。

エースの卒業事件によって、先ごろ出版された前田敦子の写真集「不器用」も飛ぶように売れ続けており、彼女のソロ曲「Flower」も発売一年後になってCD販売ランキングに戻ってきた。AKB48のアルバムの販売数も上昇している。だが、「卒業」を宣言すると同時に、前田敦子は「多くのことがまだ処理できていないので、今日すぐに離れるのではない。具体的な卒業日は後でお知らせする」とも語っており、一部では、これはAKB48のマネージメントが行った商業的な策ではないかという批判の声も起こっている。

4月4日、前田敦子はネットの動画サイトを通じて、今年の「AKB総選挙」の参加を辞退すると宣言した。AKB48のプロデューサーである秋元康氏も、Google+で「東京ドームのコンサートの頃、(正式に卒業する)だろう」と語り、前田敦子がこの240人の巨大なグループに所属する時間が残り少ないことは確実のようだ。絶対的エースの引退に伴って、メディアやネット上では、「次のエースは誰か?」「今年の総選挙で誰が1位になるか?」について議論が展開されている。

現在の状況を見ると、「第二のエース」大島優子、「正統派アイドル」渡辺麻友、「握手会の女王」柏木由紀、姉妹グループであるSKE48のエース、松井珠理奈が次のエースになるとの呼び声が高い。だがグループの新人である後輩たちがエースの座を奪う可能性もないとは言えない。また、グループのメンバーたちが異なる事務所に所属している現状から見て、6月6日に開票となる「2012年AKB選抜総選挙」は、日本の各レコード会社がしのぎを削るビジネスの戦場となりそうである。













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