井上さんによると、最初は妻が反対すると思って、密かに漫画をサイトに掲載していたそうだ。だが妻はすぐにこのことを知って、夫の創作を応援するようになった。漫画には、文化の差から生まれた楽しい笑いもあるが、多くは文化の差を乗り越えた夫婦相互の信頼と思いやりを描いている。特に、海南島の三亜へのハネムーンと昨年の大震災を体験して、夫婦の信頼と絆はますます深まったという。日本人読者のコメントにはこのように書かれたものもあった。「寝る時は手をつなぎ、毎朝起きたら抱きしめ、夫が忙しい時は休むように勧める……。井上さんと月さんの生活の中のこうしたすてきなエピソードは、今の日本でいくつの家庭に残っているでしょうか?笑った後、彼らの誠実な愛に深く感動しました!」 今年の3月に、「中国嫁日記」の単行本の第二巻が発売された。第一巻の販売成績が非常によかったので、第二巻は多くの書店で主力商品となり、入り口付近に置かれたり、平積みになったりしている。井上さんは記者の取材に対して、こう述べている。「日本で生活する外国人で、最も多いのは中国人です。私のように中国人と結婚した日本人もとても多いのです。もっと多くの日本人が私の漫画を通じて中国人を理解し、日中両国の国民が親近感を持ってくれることを願っています。」 |
|