USBの近未来 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・






みなさんは、電話線を逆さに挿した経験はおありだろうか?おそらくないだろう。電話線のコネクタの突起部分が、どのように挿したらいいかをはっきり教えてくれるからだ。ではネットケーブルや、HDMI端子や、ビデオキャプチャーボードはどうだろうか?これらはみな端子の形状が不対称なので、正しい挿し方がすぐにわかる。イヤホンやテレビのケーブルやツーウェイコネクタなど、形状が対称な端子は方向を区別する必要がない。こんなにいろいろな端子がある中で、挿入方向を区別する必要があるのに対称な形状を持っていて、使用頻度が非常に高いものが一つだけある。そう、それは我々にとって大変おなじみの「USBポート」である。みなさんも逆に挿そうとした経験がきっとあることだろう。

キーボード、マウス、プリンター、外付けハードディスク、USBメモリ、さらには充電器、ミニランプ、扇風機など・・・、現在のUSBポートはまだまだ安定性に欠けており、平たい形が外付け機器の重さを支えるのに適切ではないため、曲がったり変形したりして設備が壊れることも多い。だが欠点があったとしても、USBがあるからこそ、電子製品の応用において挿したり抜いたりする方法がポピュラーな時代になったのだ。最近、日本と韓国のデザイナーがUSBの外観に革新をもたらした。従来の形を土台として、USBの先端に突起を加えて不規則な形状に変えたのだ。このようにすれば、挿入方向の問題は解決する。またデザイナーは、現在のUSBポートの単調なスタイルを開いた形にして、USBの可動空間を増大し、設備が折れたり変形したりする問題を減少させようと考えている。こうしたデザインが早く実現してほしいものだ。


ポートの形状だけでなく、USBには他にも面倒な問題がある。USBメモリや移動式ハードディスクは我々に多くの利便をもたらしているが、こうした移動可能な記憶装置によってデータを盗む行為も増えている。コンピュータを離れたわずか数分の間に、誰かが自分のコンピュータを開けてUSBメモリでデータを盗んでいく可能性があるのだ。特に速度が速いUSB3.0が普及して、こうした行為は防ぎようがなくなっている。そこでコンピュータパーツのAINEXでは、ある小さな装置を開発した。この装置は450円で10個と安いが優れものである。その防犯方法は非常にシンプルで、物理的な手段でUSBメモリの挿入を阻止しようというものだ。この小さな装置は「引っかかり」のついたコネクタカバーで、コンピュータのUSBポートに差し込むと自動的にロックされ、工具を使わないとはずすことができない。電子ロックでは安心できない現在、これより優れた方法は今のところないだろう。














おもしろUSB http://pcshop.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=132497&csid=0