お隣同士のミッフィーとキティ | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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オランダで最も有名なキャラクターと言えば、多くの人がすぐに「×」の形の口をした可愛いうさぎの「ミッフィー」を思い出すだろう。ミッフィーは1955年に誕生した。「父親」であるディック・ブルーナは、オランダの有名な絵本作家である。ミッフィーのシンプルで新鮮なイメージと、素朴で誠実な性格は、半世紀以上の間、全世界の人々、特に女性たちに広く愛されてきた。日本では、ミッフィーと肩を並べる人気者と言えば、「ハローキティ」である。1974年に誕生したハローキティだが、当時は新しいデザインの財布の上にプリントされた、赤いリボンをつけた白い子猫に過ぎなかった。だが現在は、様々に変化した可愛い姿が人々の心に深く入り込み、どこのグッズショップでもキティの姿を見かけるようになった。今や、日本の代表的なキャラクターと言っても過言ではないだろう。

女性たちは誰でも心に一つの童話の夢を持っていると言われる。ミッフィーやキティが世界中で愛されているのを見ると、それが正しいのがよくわかる。ミッフィーとキティの魅力を同時に味わいたい人には朗報がある。3月16日に東京駅地下の一番街に、ミッフィーとハローキティの専門店が同時に開店するのだ。ピンクと白を基調とし、見渡す限りリボンが溢れる「ハローキティショップ東京駅店」と、ディック・ブルーナの色であるオレンジとブルーが交錯し、入口ではミッフィーとおともだちの2人が恥ずかしそうにのぞいている「ミッフィースタイル東京駅店」が、まもなくお目見えする。


ミッフィーとハローキティの共通点は、第一にイメージがシンプルかつ明快で覚えやすいこと、第二に表情が愛らしくてたまらないことである。生活のテンポがますます速まる現代世界にあって、シンプルで光に満ちた生活は、人々の憧れとなっている。ミッフィーとハローキティはまさにそうしたスタイルを持つ代表的なイメージなのだ。彼らはいつものんびりとこちらを見て、我々にたくさんの想像の空間を与えてくれる。こちらが笑えば、彼らも一緒に笑い、こちらが泣けば、彼らも一緒に泣いてくれる。彼らのいやし系の可愛い姿は、たちまちデリケートな若い女性たちの親しいパートナーになってくれるし、成熟した働く女性たちにとっては、若い頃を思い出して楽しむための宝物なのだ。


今、「ミッフィー」と「ハローキティ」が手に手を取って、東京駅にやってきた。女性たちは心躍ることだろう。男性たちは、財布の準備はできただろうか?ゆったりした午後に、電車に揺られて東京駅にやってきて、二つの新しいショップのグッズたちをじっくり眺め、ミッフィーとハローキティを抱きしめる。それから海外にまで名を馳せている東京駅のおいしいラーメンを食べて、すっかり満足して帰りの電車に乗る。――これこそ、童話のように美しい午後ではないだろうか?













(C)ミッフィースタイル東京駅店・ハローキティショップ東京駅店 写真提供:キデイランド広報部

東京駅一番街 http://www.tokyoeki-1bangai.co.jp/