小さなカメラで大きな世界を見る | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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昔見た映画で「大男には大きな知恵がある」という言葉があったが、生活においては濃縮されたものの方がすばらしい場合が多い。大型の携帯電話が舞台から消えたのは相当以前のことで、携帯しやすい超薄型の携帯電話が市場に出回っている。携帯電話の進化過程を見れば、カメラも超小型、超薄型の方向に発展していくことが推測できるだろう。ポルトガルの画像センサーの会社は、「NanEye
2B」という非常に小さなカメラを発売している。これは1mm程度の大きさで、マッチの頭よりも小さいが、250×250画素の写真を撮影できる。だが、この小型カメラは医療などの分野で使うことを目的としており、現在のところ日常生活に登場してはいない。1mmのカメラにはかなわなくても、もし大人の指ぐらいの大きさのカメラが目の前に登場したら、007の映画に出てくるハイテク兵器が思い出されるのではないだろうか?

ちょビッカムワン
HD
】株式会社日本トラストテクノロジー(JTT)は2006年に設立された、コンピュータ関連製品を扱う会社である。今年、JTTは「世界最小の一眼レフカメラ」、CHOBi
CAM ONE
HDを発売した。本体はわずか12g、幅は3.4cmである。だが、「山椒は小粒でもぴりりと辛い」。写真撮影、映像撮影、USBデータ伝送、USB充電などの機能が簡単に行え、一眼レフカメラと同じように0.5倍広角レンズや魚眼レンズなどの様々な特製レンズを使用できる。ネット販売のみで、1台9980円である。


ちびCAM HD
G200
】この小さなカメラは縦4.7cm、横4.7cmで、形が正方形になっていて、操作が非常にわかりやすい。カメラは液晶スクリーンを備えている。最大のポイントは動体検知機能が内蔵されていることで、動くものを感知すると自動的に録画を開始し、感知しなくなると録画を停止するので、防犯カメラとして使用できる。また、8倍の光学ズーム機能を備えている。本体はわずか1.5cmの厚さだが、マイクも内蔵している。ビデオ撮影の画面に音声を加えるだけでなく、単独の録音機としても使用できる。1台9800円である。


小っせいなぁ~CAM
DX
】初めてこれを見た時、おもちゃのカメラだと思ってしまった。大人の手のひらよりも小さいこのカメラが、800万画素の写真を撮影できるとは想像しがたい。本体左側面のUSBポートと右側面のmicroSDHCカードスロットを見て、ようやくこれが正真正銘のミニカメラであることを確信した。32GのSDカードを挿入すれば、連続十時間録画することができる。1台7980円である。













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日本カメラ博物館 http://www.jcii-cameramuseum.jp/