日本に桜が舞う季節 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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3月から4月にかけての季節には、なぜ「桜前線」の北上を追いかける人が出てくるのか、みなさんはご存知だろうか?毎年早春の頃になると、日本人は各メディアが発表する桜の開花予想に注目し始める。日本列島は南北に長く、気候の関係で桜は暖かい南端から北部に向かって順に開花していく。まるで淡いピンク色の雲が南から北へと日本の大地を流れていくようだ。日本気象協会の予測によれば、西日本と東日本の2011年の桜の最盛期は去年より早く、北日本は去年と同じか、やや早い時期になるそうだ。桜の木の下に立って、落ちてくる花びらを両手を合わせるようにして取って願いをかけると、実現すると言われている。まだ週末にどこへ行くか決めていない方は、親しい友達と一緒に花見に行ってはいかがだろうか。
 
最初に満開になる沖縄】日本で最も早く開花する桜を見るなら、亜熱帯に属する沖縄に目を向けなければならない。日本本土の開花期は3月中下旬まで待たなければならないが、沖縄の寒緋桜は1月中旬につぼみをつける。毎年1月15日には沖縄の桜祭りが行われる。沖縄島北部の名護市内にある名護城公園は、日本で桜の木が最も多い場所で、山道や石段を登って行くと、2万株以上の桜の木を目に焼き付けることができる。
 
風雅に桜を鑑賞する京都(開花予想:3月29日)】京都と言えば、もちろんここの桜の季節を見逃すわけにはいかない。舞妓さんがぽっくりをはいて歩くと、雪のように白い顔がピンク色の桜の花に映えて、京都の花見に風雅な気分を添えてくれる。円山公園の樹齢200年以上の枝垂桜、嵐山の渡月橋から見る山桜、蹴上インクラインの果てまで続く桜の美しさなど、枚挙にいとまがない。
 
ロマンチックな東京の桜(開花予想:3月28日)】井の頭恩賜公園には全部で500本の桜の木があり、250本あまりが井の頭池に沿って植えられている。園内のあちこちで花見ができるが、最も素晴らしいポイントは公園の中ほどにある七井橋であろう。岸に咲く花が池の水に映る様子が美しい。恋人と手を取り合って、花びらに触れたり、ピンク色の桜の花が雨のように降るのを眺めたりできる。ここが恋人たちにとって最もロマンチックな桜の名所だというのにも頷ける。
 
北海道は桜鑑賞の最終地(開花予想:5月上旬)】北海道は日本で一番寒い地区であり、開花期も当然最後にやってくる。平均の開花時期は5月中旬である。北海道静内町にある「二十間道路」は全長約8キロメートルで、「最長の桜並木」と呼ばれている。ここの開花予想は5月上旬で、大部分が寒冷地に適した大山桜である。


桜花の物語 http://www.51766.com/zhuti/11012/1101212531.html  (中) 
  桜開花予想(第5回) http://www.jwa.or.jp/content/view/full/3717/