★接着芯について。
こんにちは。
最近、接着芯についての質問が多くなっています。
「おすすめの接着芯は何ですか?」という質問です。
明確に「これがお勧めです」と言えないので、長文になってしまいます。
まず、「おすすめ」とは、①何を作るか ②どんなふうに仕上げたいか ③表布は何か ④ご予算は 色々な要素が絡み合っているので、一概に「おすすめ」を1つ選ぶのは困難です。
ちなみに、私は日頃、ダンレーヌ(日東紡)のSX3とオックスや帆布を組み合わせることが多いです。
ただ、ポーチならこれ1枚にしてますが、バッグの時は表生地に合わせてSX3に別の芯(例えばスライサー芯0.6mm)を重ねることもありますし、内側にキルト芯を入れたり、キルティングで厚みを出すこともあります。
つまり、①表布によって芯の選ぶ方は変わる。②内布によっても変わる。
また、頭に描く理想の硬さは人それぞれ。誰かのイメージする出来上がりの硬さや弾力は、他の誰かの最適解ではない場合があります。
製作者の望む完成イメージによって、無数に組み合わせができます。
固くしたいからと単純に固い芯貼ると、ひっくり返した時にしわが出来てしまったりします。
固すぎる芯は表に返すことをせずに、作り方を変える必要がありますし、その作り方を実現するためには腕ミシンというものが必要な場合もあります。
ここまで読んで頂いてお分かりかと思いますが、一概に「これがいいです」とお勧めできる接着芯はないのです。
私が使っているのはこの芯です、とは言えます。
ただ、私も時々に使う芯を変えています。ふわふわにしたいとき、硬くしたいとき、弾力があるものにしたいとき、表布に薄いものを使うか、厚いか、でも変わります。
作家さんも、何種類も使って試して「自分にはこの芯の組み合わせだな」というものを見つけている場合が殆どです。
使ってみて、少しずつ修正を加えて自分にとっての最適解を探してください。
色々ある中で、コスパがいいのは不織布タイプですが、私は織布タイプがお勧めです。
最後に、お勧めの書籍です。
もう迷わない! 接着芯の選び方・貼り方BOOK
出版社 : 日本ヴォーグ社 (2019/1/30)
発売日 : 2019/1/30
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 80ページ
接着芯について、分かりやすく説明している生地や動画をご紹介します。
合わせて参考にしてください。
また「グーグル検索」で「接着芯」と入力すると、色々コンテンツがでてきますので色々な方のおすすめを見てみるのも勉強になりますよ。
下は参考になりそうなブログ記事2つです。
接着芯って? ~種類・選び方・使い方・貼り方~
これがおすすめ! バッグ用接着芯の選び方
素材によっても皆さん、テストしているみたいですね。
リバティのタナローンは結構難易度が高くて、よく私も失敗してしわしわにしてしまいます。←苦手なので最近はリバティ帆布を使っています。
やはり、素材にあった接着芯を何種類かテストしてみる様です。
Youtubeにも沢山の動画が出てきますので、検索ワードを入れて探してみてくださいね。
自分の作りたいイメージのものを作っている作家さんがいるかもしれません。