シグナリオが復帰戦を勝利 | 手塚貴久オフィシャルブログ「Tezuka Style」Powered by Ameba

シグナリオが復帰戦を勝利

初日のブレイクチャンスに続き、
先週末はシグナリオが勝利。
今年の2勝目を挙げることができました。
レース後には多くのコメントを寄せていただき、
本当にありがとうございます。
これからも頑張っていきますので、
応援よろしくお願いします。




それでは先週末の3日間開催を
振り返っていきます。




まずはそのシグナリオ(土曜中山10R・成田特別・1着)から。
およそ1年ぶりの復帰戦となりましたが仕上がりは良好。
初めてのダート戦で不安要素もありましたが、
ジョッキーがそのあたりを考えながら
うまく乗ってくれましたね。
相手なりに走るタイプなので、
準オープンでも通用してくれそうです。
1年間休養していたので、
そのブランクを埋めるような走りを
これからどんどん見せてもらいたいですね。




日曜日には
中山11R・ジャニュアリーSでアイルラヴァゲインが2着。
勝ち馬にうまく逃げられてしまいましたが
内容的には能力差を感じないものでした。
ダートでも好位から競馬ができましたし、
しまいもしっかりとした伸び。
やはり中山とは相性抜群ですね。
次走は芝、ダートどちらを使うか分かりませんが、
斤量、コースなど
いろいろと吟味しながらレースを選択したいと思います。

体調はこれからどんどん良くなりそうです。




月曜日の中山1R・3歳未勝利に出走した
チェリーブランデーは5着。
状態は良かったのですが、
出負けが響きましたね。
最後は追い込んでいるだけに
少しもったいない内容でしたが、
馬は頑張っていますし、
勝ち上がるチャンスは近いと思っています。
距離はもう少し延びても良さそうですね。




続く中山2R・3歳未勝利は
リーサムキッドが3着。
競馬を一度経験して、
やる気が出てきましたね。
スタートして1コーナーまでは
砂を被ってフワフワとした走りでしたが、
この経験は次戦に生きるはずです。
前残りの展開のなか、
直線ではしっかりと伸びていますし、
その末脚からも能力の高さを再認識しました。
今後の視界が広がる一戦でしたね。




そして中山4R・3歳新馬のシルクメガリス

あれだけの大事故を目の当たりにしたのは初めてだったので
皆さんが驚かれたように

私もビックリしました。
不測の事態がいつ起こってもおかしくないことを
改めて認識させられましたね。
最悪の状況は免れたとはいえ、
内田さんのケガは本当に残念でなりません。
松岡くんも口の中を切ったようですが、

以前ケガをしたろっ骨への影響が心配です。

馬の方はと言うと、
馬体は外傷を負った程度なのですが、
それ以上に心配なのが精神面。
落馬が与える精神的なダメージは相当大きいので、
今回のことが今後トラウマになるのではと心配しています。
これまで管理していたなかには
デビューから3、2着した後に落馬に遭い、
それ以来、能力を発揮できなくなった馬もいました。
馬はもともと臆病な生き物ですし、
ましてシルクメガリスは今回が初めての競馬。
精神面へのダメージが一番心配ですね。




中山9R・初春賞のセイウンアスランは5着。
ズブさがある馬なので

急遽の乗り替わりが微妙なところでしたが、
吉田くんがソツなく騎乗してくれました。
今回は1000万下クラスのなかでも
ハイレベルのメンバーを相手に五分の内容。
1000万クラス卒業にメドが立ちました。
直線では一番伸びていましたし、
東京に舞台が替われば
さらに良さが発揮できそうです。




中山11R・フェアリーSに出走したコスモレニは12着。
先頭がハイペースで逃げるなか、
ちょうどいいペースで走っていると思ったのですが、
結果的にウチの馬でも速かったようで直線失速。
体調が良かっただけに、
今回の着順は少し残念でした。
ただ、マイル2戦がともに止まりすぎの内容。
マイルまでこなせそうな体型をしていますが、
母系がスプリンター気質なので
1400メートル以下のほうが合っているかもしれません。
もう少し頑張ってもらいたかったのが正直なところですが、
私自身、高い評価を与えている馬ですし、
改めて調整していきたいと思っています。