菊花賞への弾みをつけたい一戦 | 手塚貴久オフィシャルブログ「Tezuka Style」Powered by Ameba

菊花賞への弾みをつけたい一戦

 好調だった福島・函館開催を締めくくるべく、今週も好勝負が期待できる4頭がスタンバイしています。その中でも、ニシノエモーションは菊花賞への望みを繋げるためにも、ぜひとも勝利を掴み取りたい戦いです。

 まずはディオスクロイ(土曜日・福島9R・三陸特別)。約6ヶ月ぶりとなった前走は久々で気負ったところと、落鉄が響き不本意な結果。今回は中2週でのレースとなりますが、中間の調整も順調です。今週の追い切りは僚馬カレンダーマーチ相手に1馬身先着し、1回使った上積みが確実に感じられる動きでした。前走よりも強気な競馬ができれば、チャンスは十分ですよ。

 先週のラジオNIKKEI賞では抽選に漏れてしまったニシノエモーション(土曜日・福島10R・松島特別)ですが、現状を考えれば2000mの方が向いているという面もあります。先週・今週と、この馬にしては追い切りも動いたほうですし、状態は臨戦態勢をキープしています。抽選漏れ後はこのレースを目標に調整してきたので、新たな気持ちでチャレンジしたいと思います。

 約3ヶ月ぶりの前走をアッサリ勝って、函館への適性を証明してくれたクロカンブッシュ(土曜日・函館11R・津軽海峡特別)。クラスが上がって、さらに別定戦なので走ってみないと分からないというのが正直なところです。それでも久々を一度使っていい状態を保っていますし、昇級戦でどのくらいやれるか試金石となる一戦です。

 まだ4戦とキャリアの浅いフラライン(日曜日・福島6R)の前走は馬が精神的に動揺してしまい、力を出し切れませんでした。この中間はメンタル面をカバーするために調整を工夫してきましたし、今回着用するブリンカー効果でレースに対する集中力が出てくれば。1700mという距離は微妙かもしれませんが、1000mのような短い距離よりは走りやすいはず。自分の競馬で力を出し切れれば、前走よりも前進が期待できますよ。