戦いの準備 | 手塚貴久オフィシャルブログ「Tezuka Style」Powered by Ameba

戦いの準備

 日曜はレースが終わってから北海道に。当歳馬などを中心に見に行ってきました。中央競馬では今年のクラシックシーズンが始まろうとしている時期ですが、北海道では、もう次世代の戦いの準備が始まっていました。

 デビュー戦となったサーフロック(土曜日・東京2R・3歳新馬)は5着。調教の時から追ってしぶとい面を見せていたタイプでしたが、レースでもスタートをもっさりと出ていました。それでも、直線ではジリジリとですが差を詰めていましたので、1回レースを使い上積みも見込める次走こそはという思いです。

 ワールドコンパス(土曜日・東京5R・3歳未勝利)は3着。正直マイルの競馬を使いたかったのですが、それでも頑張ってくれました。次走の権利は獲れたので、この馬にあった舞台で次こそ未勝利を脱出してほしいですね。

 スタートが決まったヒシハイグレード(土曜日・東京10R・白嶺S)ですが、道中は砂をかぶってしまい厳しい競馬に。力を出し切れず、正直もったいないレースとなってしまいました。

 3番人気に推されたパールシャドウ(土曜日・東京11R・クイーンC)は8着。スタートで出遅れ、道中でも不利があるなど、チグハグな競馬になってしまいました。ここ2戦は実力を出し切れない歯がゆいレースが続いています。レース後は、馬体にはダメージもなく、是非とも桜花賞に出走させたいと思っている逸材なので、次走はオーナーとの相談にもなりますが、桜花賞のトライアルになると思います。

 連闘での出走となったレイクパペット(土曜日・小倉2R・3歳未勝利)は10着。前走より600mの距離延長を意識しすぎ、思ったより後ろから行き過ぎてしまいました。また、小回りコースの大外枠というのも少なからず影響したと思います。

 一瞬「やったか!」という場面を見せてくれたのがピンククラウド(土曜日・小倉5R・4歳上500万下)。1000mの競馬で、自分の形に持ち込めたのが好走につながりました。次走はもう1戦小倉で使う予定です。

 スピードスクエア(日曜日・東京1R・3歳未勝利)は7着。当日の馬体重がマイナス16キロなのと、このクラスにしてはメンバーも揃っていました。ただ、鞍上の松岡くんが「中山の1800ならいい勝負できます」と、いっていたように舞台が変われば初勝利も近いはずです。

 ヒシキャピタル(日曜日・東京5R・3歳新馬)は11着。大外枠での出遅れと、まだ、競馬に集中できていないみたいですね。レースでも3~4コーナーで脚を使うという少し厳しいレース運びでした。それでも馬体は素晴らしいものを持っているので、レースを使いながら、競馬に慣れてくれれば走ってくれると思っています。

 急仕上げ気味で使ったマルターズスクープ(日曜日・東京6R・4歳上500万下)は4着。やはりこのクラスでは力が上というのを再確認しました。急仕上げの今回でこれだけ走れるのですから、500万下を卒業するのも意外と早く訪れそうです。

 ベストの馬体重で出走したレイクルイーズ(日曜日・小倉1R・3歳未勝利)ですが結果は9着。当日の小倉の馬場は稍重で、足抜きの良い馬場はこの馬には合わなかったようです。今後はダートにこだわらずに、この馬に合った条件を探して使っていこうと思っています。