夏の新潟で初勝利 | 手塚貴久オフィシャルブログ「Tezuka Style」Powered by Ameba

夏の新潟で初勝利

 先週は我が厩舎から9頭が出走と大攻勢をかけました。勝ち星量産とまではいきませんでしたが、なんとか1勝を挙げることができたのは、良かったと思っています。まだまだ、暑い日が続くと思いますが、このブログを読んでいるみなさんも、体には十分気をつけて夏をのりきりましょう。

 それでは、先週のレースを振り返っていきたいと思います。

 ブライダルブーケ(土曜日・函館3R)は12着。調教ではいい動きを見せてくれるのですが、競馬にいくとその良さが発揮できないようです。もしかしたら、ダートの適性に問題があるのかもしれません。次走は芝のレースを試してみるつもりでいます。

 芝転向2回目で内容が良化したセイウンタナビク(土曜日・函館6R)は3着。距離が延びたのもこの馬には良かったと思います。負けはしましたが、3コーナーからまくって、バテなかったところに進境が見られましたので、次こそは勝たせてあげたいですね。

 4連勝を狙っていたチョウノヨウニマイ(土曜日・新潟10R・麒麟山特別)ですが、結果は10着。休み明け2走目で馬のテンションが高く、またスローペースで馬がリキんでしまったのが痛かった。ハナにいってれば……という反省もあります。馬レース後も馬にはなにもダメージはなく、今後はペースが速くなる短い距離のレースを使う予定でいます。

 シャンディガフ(日曜日・函館2R)は9着。スタートしてすぐにぶつけられて、カッとなっていってしまいました。しまいバテてしまったのはそのせいですね。本来は脚を溜める競馬で良さが出る馬なので、次のレースでは末脚が生きる展開になればチャンスもと思っています。

 ハチノヨウニサス(日曜日・新潟2R)は7着。芝1400mはベストの条件だったのですが、直線でカラ馬に2回邪魔されたのがもったいなかった。あれがなければ5着はあったと思っています。それでも競馬の内容は良かったので、優先出走権を得られなかったのは残念ですが、慎重にレースを選択し、初勝利を目指します。

 フラライン(日曜日・新潟3R)は15着。中1週で精神面がイライラしていました。精神面でもろさがある馬なので、今後もそこがポイントになると思います。権利が取れなかったことでレース選定が難しくなると思いますが、オーナーと相談しながら、この馬が能力を発揮できる条件を選びたいと思います。

 ディオスクロイ(日曜日・新潟7R)は1着。人気になっていたこともあって、勝ててホッとしています。500万下なら適距離よりも少し長い1800mでも力は上位でしたね。次は1000万下に上がりますが、まだ若さが残る馬なので、そのあたりが成長してくれば、次走以降も期待できると思います。東京コースがこの馬のいいパフォーマンスを発揮できる舞台と思っていますので、秋の東京開催にピークをもっていけるようにしたいですね。

 シグナリオ(日曜日・新潟10R・佐渡特別)は2着。新潟の2200m戦は特殊なコースで、どうしても4コーナーでゴチャついてしまいます。団子状態で直線に向いてしまい、直線で馬を追えたのは、正味100mくらいしかありませんでした。今回は展開のアヤで負けたと思いますし、1000万下でも上位の力があることはあらためて分かったので、夏の間にこの条件を卒業させてあげたいですね。

 コンラッド(日曜日・函館9R・函館記念)は12着。ある程度は覚悟はしていましたが、直前輸送の影響でマイナス体重に。それに2000mは少し忙しかった印象ですね。それでも行きっぷりは良かったので、次走に期待。このまま函館に滞在して、中1週で2600mのレースを使う予定です。レース後もダメージは無く、飼い葉も食べているので、適距離で再チャレンジといきたいところです。