アイルラヴァゲインで京王杯に挑む | 手塚貴久オフィシャルブログ「Tezuka Style」Powered by Ameba

アイルラヴァゲインで京王杯に挑む

 今週末の我が厩舎は5頭が出走します。アイルラヴァゲインは重賞、京王杯スプリングCに参戦です。

 カサデアンジェラ(土曜日・新潟7R)は去年の9月以来のレース。脚部不安をケアするためなのですが、中間の調教は質、量ともに十分で、好仕上がりです。相手は揃いましたが、このクラスならば力は上。しまいの脚を生かすレースで頑張ってもらいたいと思います。

 アイルラヴァゲイン(土曜日・東京11R・京王杯SC)は久々の1400m戦ですが、ここ最近はズブい面が出ているので、問題なく対応できると思っています。
 体調面は今シーズン4走目ということもあって、少しずつ上がっているイメージです。精神的にも、先週、今週と追い切りで気の悪さを見せず充実していますね。手強いメンバーで胸を借りる立場になりますが、鞍上の内田君が新味を出してくれることに期待しています。

 セイウンタナビク(日曜日・新潟3R)はあまり得意ではない左回りで、持ち時計にも欠けますが、状態は良く、そこを生かせばチャンスは少なくないはず。自分の競馬に徹していいレースをしてほしいですね。

 セイウンヒーロー(日曜日・新潟9R)は半年振りでターフに戻ってきました。以前は腰、ソエと痛いところが多かったのですが、休養の成果でそこは解消しています。いくぶん急仕上げの感もありますが、気性が素直で休み明けでも走れるタイプ。兄に種牡馬のシャンハイやヘクタープロテクターがいる良血馬なので、お兄さんに負けない活躍を期待しています。

 アポインテッドボブ(日曜日・東京10R・立夏S)は1400m、さらにトップハンデと乗り越える壁は低くありませんが、上手く息を入れて逃げられればこの馬のレースができるはず。体重は恐らく10キロ程度プラスになると思いますが、輸送で減った前走の体重が戻ったということなので、不安材料ではありません。

 アポインテッドボブの藤田与志男オーナーは先日亡くなられました。いちホースマンとして尊敬している方でしたし、厩舎のメインオーナーのひとりとして僕を育ててくれた恩人でもありました。おくやみ申し上げます。