雪に始まった1日 | 手塚貴久オフィシャルブログ「Tezuka Style」Powered by Ameba

雪に始まった1日

d910fdc0.JPG 目覚めると、窓の外には雪が。あまり積もるようだと調教に影響が出てしまうので、「参ったな」とその時は思いましたが、トレセンに着いてみれば危惧していたほどは積もっていませんでした。いやぁ、ホッとしましたよ。

 雪に始まった1日でしたが、今日はトレセンにいらっしゃったオーナーをご案内したり、雑誌の取材を受けたりと、忙しいながらも充実していました。週末のレースでも、同じ思いを抱きたいものです。

 今週の我が厩舎は、計3頭が出走します。そのなかで、火曜日に少し触れた、新馬が1頭デビューをむかえます。重賞を2勝したクロカミの仔、ヒシアリアケ(父:シンボリクリスエス)です。

 牝馬にしては大型で、おっとりした性格なのですが、入厩当初はまだ弱いところが目立っていたんですよ。それでも、血統馬らしくひと追いするごとに良化して、現状は十分に仕上がっています。調教の本数を多くこなしてきたこともあり、良いレースができるのではないかと期待しています。(日曜・中山6R)

 同じく日曜日には、以前お話したコンラッドも出走します(日曜・中山10R・迎春S)。前走は「次に繋がるレースができた」という手応えがあったのですが、その通り、調子はホントに良くなってきました。しばらくスランプがありましたが、重賞(ラジオたんぱ賞)を勝った3歳の頃の動きにようやく戻ってきたんです。

 この馬は調教での動きが調子のバロメーターになるところがあり、僕としても久々の好感触といったところです。長期の休養も挟みながら、良くここまで立ち直ってくれました。ここまで来たら、なんとかしてあげたいですね。

 最後になりましたが、フララインは芝1600mの未勝利戦(日曜・中山・5R)です。1度使って良い雰囲気になってきましたし、マイル適性もありそう。芝自体も調教の走りからは問題ないでしょう。あとは芝でのキレ味がどうか、というところですね。

 前回お話したように、今週以降は新馬が続々とデビューする予定。なかなか1回では話しきれませんでしたので、これから徐々に紹介させて頂けたら、と思っています。