こんにちは。宇都宮にある左官店、手塚左官店のブログ担当、塗子(ぬこ)です黒猫

今日は「寒天の日」なんですって。テレビで寒天が健康食品として紹介され、その後ブームになったことを記念して設定されたそうです。塗子、牛乳寒天が好きで、たまに、みかんの缶詰が入った牛乳寒天を作るんですよねキラキラ 

 

さて、伝統的な左官壁には、様々な種類があります。これらは、使用される素材や技法、仕上がりの質感によって区別されます。代表的なものには以下のような種類がありますニコニコ

 

 

左官壁は、日本や海外で用いられてきた伝統的な工法です。水、土、植物といった自然素材を使うため安全性が高く、さまざまな機能も備えています。内装・外装を問わず使える汎用性の高さもあって、近年再び人気が高まっています。

 

 

 

 

1.砂壁(すなかべ):砂壁は、砂と石灰を主成分とする伝統的な壁材です。粗い質感が特徴で、自然な風合いを室内にもたらします。

 

 

2.漆喰壁(しっくいべい):漆喰壁は、石灰を主成分とし、麻の繊維などを混ぜて強度を高めた壁材です。湿気を調節する効果があり、美しい白さが特徴です。

 

3.土壁(つちかべ):土壁は、粘土や砂、藁などを混ぜ合わせて作られます。温湿度の調節機能があり、伝統的な日本家屋に多く用いられます。

 

4.塗籠め(ぬりごめ):塗籠めは、藁や麻の繊維を混ぜた土を何層にも重ねて塗り固めた壁です。非常に強固な壁で、耐久性に優れています。

 

5.珪藻土壁(けいそうどべい):珪藻土を主成分とした壁材で、湿気を吸収し放出する機能があり、空気を清潔に保つ効果があります。また、断熱性も高く、室内環境を快適に保ちます。

 

6.石灰壁(せっかいべい):石灰を主成分とし、水を加えて練り上げた壁材です。古くから日本やヨーロッパの建築で使用されています。

 

7.草木灰壁(くさきはいべい):草木の灰を利用した壁材で、自然な質感と独特の風合いが魅力です。伝統的な日本家屋で見られる技法の一つです。

 

こちらの左官壁は代表的なものになります。

これらの壁材は、それぞれに独特の特性や利点があり、住宅の美観だけでなく、快適性や健康、環境への配慮などの面で今もなお重宝されています。伝統的な技法を守りつつ、現代の建築に取り入れられることも多く、古き良き日本の住文化を今に伝えています。

 

これからも、伝統的な素材や技術を大切にしつつ、時代にあった施工をしていけると良いなって思いますキラキラ