こんにちは。宇都宮にある左官店、手塚左官店のブログ担当、塗子(ぬこ)です黒猫

マックの新商品が気になっているんですけど、食べた方いらっしゃいますかね??ゴジラバーガーのざく切りポテトがめちゃくちゃ気になってるんですよねにひひ 近いうちに食べてみたいなって思ってますドキドキ

 

さて、皆さんは「なまこ壁」という言葉を聞いたことがありますか??

日本の古い町並みを歩いていると、時折、不思議な模様の壁に出会うことがあります。それが、江戸時代から明治時代にかけて特に人気を博した、なまこ壁です。今回は、このユニークな壁の魅力についてご紹介します。

 

(※松崎町観光協会様から画像は拝借しました)

 

 

なまこ壁の最大の特徴は、その独特の凹凸模様です。海鼠(なまこ)の体に似た丸みを帯びた形状の突起が連なっていることから、この名前が付けられました。壁には漆喰や石灰、粘土を混ぜたものが塗られ、その上に黒や白の丸い瓦や陶片が並べられています。

 

なまこ壁は、ただの装飾というわけではありません。防火性や耐水性に優れ、昔の人々は火災や風雨から建物を守るためにこの技法を利用していました。特に倉庫や商家など、価値のある物を保管する建物に多く用いられました。

 

(※松崎町観光協会様から画像を拝借しています)

 

なまこ壁は、海辺の町や商業が盛んだった地域でよく見られます。伊豆の下田や金沢の武家屋敷地区などがその代表例です。これらの地域では、なまこ壁は地域のシンボルとして、また歴史的な価値を持つ観光スポットとしても重宝されています。

現代の建築においても、なまこ壁の技術やデザインは重要なインスピレーションの源となっています。伝統的な技法を現代の建築に取り入れることで、新たなデザインが生まれています。

 

なまこ壁は、日本の伝統建築技術の一つとして、その美しさと機能性を今に伝えています。歴史的建造物だけでなく、現代建築においてもその価値は再評価されています。このユニークな壁の魅力を、ぜひ一度実際に感じてみてください。