こんにちは。宇都宮にある左官店、手塚左官店のブログ担当、塗子(ぬこ)です
昨日はクリスマスイブ、今日がクリスマス 皆さんのお家にはサンタさんは来ましたか?? 家はまだ来てないので今日あたり来るかな?と淡い期待をしています
さて、今年は暖冬だというような話ですが、やっぱりここ最近急に寒くなってきましたよね
「最強寒波」とか「10年に一度の寒波」などという寒さが続いているし、これからますます寒くなってきますよね・・・。
今回は、左官材と気温の関係についてお話したいと思います。
左官材は、漆喰や珪藻土といった塗り壁材で、水や空気との化学反応により固まる材料を言います。
攪拌に使う水の温度もその日の天気や湿度に合わせて変えたり、水分量を調整する必要があります。
施工する際に気温に気を使わなければなりません。
左官材は5℃以下の気温を苦手とします。
気温が低い時に漆喰を塗ると、硬化が遅くなり、施工性が悪くなります。また、水分が含まれている場合、氷結して破壊する可能性もあります。
また、硬化に時間がかかると、色ムラの原因にもなります。
白い粉が浮き上がってボロボロする白華現象が起きる可能性があります。
特に色の濃い漆喰では白華が目立ちやすく、せっかく綺麗に塗ったのに、仕上がりがいまいちということになりまねません。
しかし、工期などが迫っている場合は、温度を調整しながら乾燥させて作業をすることもあります。
白華抑制のためには早く乾燥させてあげることがポイントです。
気温が5℃以下になる場合は、施工を見合わせたり、室内を暖めて対策をしながら作業を行います。
また練った漆喰は凍結してしまうと使えなくなってしまうので冬場の管理には十分気を付けてくださいね
今ではDIY用の左官材も沢山売っているのできちんと施工要領を守れば手軽に壁を塗ることができます。
ただ、左官材は繊細な材料なので、季節や気温、湿度などをきちんと管理して施工する必要があります。
もし、管理が難しそうだな・・・と思ったら、左官職人さんにお任せください
職人さんたちは、適切な材料の選定や適切な施工方法、施工環境などを熟知しているため、高品質な仕上がりを得ることができます。
暑すぎても寒すぎても、漆喰を塗るには支障があります。
うまく温度調整しながら作業することが必要になります。
白華を起こさないためにも、寒くなる季節は特に気温に注意しましょう