2019年9月3日、4日に幕張メッセ国際展示場 9-11ホールにて、『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops!』が開催されました。


私は両日現地で参加となりました。

今回の座席表は以下となるわけですが

※座席表はTwitterでアップされていたものを拝借させていただきました。

 

今回の座席は初日はC2の最前列左から2番目
2日目はB12の最後列の一番左端でステージは若干遠いもののキャストの表情が肉眼で分かる距離でした。
ステージ構成上サブステージに行かれると一切見えませんが、中央からサブ、サブから中央への花道を通る時には肉眼でも見えます。
幕張メッセというオールフラットな会場では出演者の顔すら良く見えないなんて座席は普通ですので良席ですね。

では今回の感想に移りたいと思います。
1曲目は台湾公演でしか披露されていなかった『Vast world』でした。
いい意味で予想外の曲からのスタートで日本の公演では初披露となるわけですが想像以上に盛り上がれますね。

Vast worldを皮切りに7thがスタートするわけですが、『Twin☆くるっ★テール』でるるきゃんとのじょさんがやってくれました。
後半のサビあたりでセンターステージに移動してカメラに代わる代わるアピールする姿があるのですが、このカメラは固定ではなく手持ちカメラなので好き放題自由にやっているように見えて綺麗に見せるにはカメラマンの腕だけではなく、キャストの動き方やタイミング等でバランスが難しいと思うんですよ。
交代でアピるにしても仕草や表情変えて歌いながらでしたし。
ここはるるきゃんとのじょさんが培ってきた信頼度と、これまでの7年、8年演じてきた経験値のなせる技だなと思います。
あの姿はまさに城ヶ崎姉妹でした。

楽しみにしていたのが『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!』
デレステにて新キャラとして声の実装と楽曲が提供されて登場となったmiroirこと久川姉妹の楽曲。
単純に雰囲気が好きなので楽しみだったのですが、歌うには比較的難しそうに見える曲ですが2人とも完成度が高く、喉からCD音源レベル仕草も久川姉妹を思わせるクオリティで披露してくれました。
初日の最後のMCではスタジオを借りて自主練習を2人でやっていたという話もありましたが、キャラの出自から賛否両論あり既存のキャラとして歌う以上にプレッシャーも大きかったと思います。
それでもしっかり完成された姿で披露してくれたのは感服でした。

初日の一番のサプライズとなったであろう曲は『Gossip Club』でしょうね。
セクシーギャルズとして告知無しでまさかの新曲をいきなり披露です。
過去のライブでも事前に音源が無く披露されたのは記憶の限りでは2ndのStar!!とSS3AのTrust meくらいだったと思います。
Star!!は初披露しますという告知からの歌唱でしたが、今回のGossip ClubはTrust meと同じく何も無しにいきなりイントロが流れての披露でした。
個人的にセクシーギャルズはかなり好きなユニットで、担当Pではありませんが物販でマグカップを買うくらいには好きなのでセクシーギャルズの新曲である事が分かった瞬間叫んでしまいました。

楽曲のテイストはゴシックロックというタイプですかね。
予想外にクール方面に振った楽曲でしたが個人的には大好きです。
むしろありがとうと言いたいくらいの楽曲を与えてくれたなと。
というか、物販のマグカップを含めやたらセクシーギャルズを推すなとは思っていましたが伏線だったって事なんでしょうかね…

後半には両日共に『TAKAMARI☆CLIMAXXX!!!!!』『SUN FLOWER』『秋めいて Ding Dong Dang!』『Orange Sapphire』『サマカニ!!』と怒涛のUO消費ゾーンがありましたがこの後に続いたのが
ゆずのカバー曲の『LOVE & PEACH』

 

いやいやいや、確かに楽曲書いてくれたりもしたけどまさか歌うなんて思ってもみなかったから変な声出ましたよ。
んでめっちゃ楽しいの。

2日目はラスサビあたりからサイリウム仕舞って手ぶらで振りコピしてみたのですが非常に楽しいのでもし今後披露される事があれば個人的には手ぶらの振りコピをやってみるのをお勧めします。
まあ、私自身が元々アニソン関係のライブより邦楽アーティストのライブに何度か行ってた経験があったので、手ぶらでの感覚を懐かしく感じただけなのかもしれませんがw

当然次の楽曲はゆずが書き下ろしてくれた『無重力シャトル』となるわけですが、ライブで聞くと楽しさが倍増する曲であると感じました。
勿論、シンデレラの楽曲には盛り上げれる曲は直前までの楽曲含め多数あるのですが、邦楽アーティストが作った楽曲だからか明らかにノリが違うと感じます。

2日目では一部ソロ楽曲が変更となり披露されましたが、まず歌われたのが『TOKIMEKIエスカレート』『DOKIDOKIリズム』の2曲をメドレー形式で城ヶ崎姉妹と久川姉妹に歌わせるという事でした。
個人的にこの2曲を聞きたかったというのもありますが、まさかダブル姉妹でやってくれると思っていなかったので非常に嬉しい構成になっていました。

メルヘン∞メタモルフォーゼ!は5th以来となりますがやはり楽しい楽曲ですね。
聴きながら微妙に気になって注視していたのは『メルヘン∞メタモルフォーゼII』のところでバックのモニターに映る文字です。
最初の『メルヘン∞メタモルフォーゼ』ではモニターの両サイドに『MAERCHEN METAMORPHOSE』の文字が流れていたのですが『メルヘン∞メタモルフォーゼII』では『MAERCHEN METAMORPHOSE II』とちゃんと『II』表記になっていましたw
芸が細かい。
※メルヘンメタモルフォーゼの綴りや大文字のみだったかは定かではありません

さて、今回私は茄子Pとして参加をしたわけですが、らなちゃが歌唱した楽曲についても。
まず『なつっこ音頭』
法被を着ての歌唱なのですが可愛いなと。
後半にも『Blooming Days』を歌唱しましたがホント可愛いなと。
その後も『Orange Sapphire』がありましたがめっちゃ可愛いなと。
語彙力無くなるレベルになってました。

るるきゃんやりっか様に対し散々可愛いとライブの感想で述べていましたが、らなちゃは茄子さん抜きにしてもるるきゃんやりっか様と同レベルで純粋に女性として好みのタイプな物でw

ちなみに1日目のおねシンではらなちゃと神ちゃんがヒーローポーズ取ってたのが微笑ましかったです。
神ちゃんは光としてだけど、らなちゃは自分の趣味だからねw

とネタ的な事を先に記載しておいて本題はここからです。
あえて先ほどは順番を無視して感想を飛ばしましたが
初日に『to you for me』『君への詩』『キミのそばでずっと』
という構成で歌われたブロックがあります。

ありすの曲として初披露となった『to you for me』
奇しくも3rdで初披露となった『in fact』と同じ場所、同じ舞台での披露になったわけですが一つ成長したありすの姿をみーなさんはしっかり見せてくれました。
歌いながら泣いてしまったのは本人はきっと悔しいと感じていると思いますが、我々には感じるもの、伝わる物があったと思います。

その後歌われた『君への詩』本来なららなちゃもオリジナルメンバーなのですがここにはいなかったので「あれ?」と思ったのですが、まりえってぃもいなかったので仕方ないのかななんて思っていたんです。

ただ、まさかこの後の『キミのそばでずっと』をミス・フォーチュンで歌うとは思いませんでした。
自身の不幸体質から人との関わりを避けるようになったほたるが『キミのそばでずっと』を『茄子さんのそばで』歌ったんです。

本来総選挙の楽曲なのでミス・フォーチュンとの関わりが無い曲なのですが、
1番の歌詞は『ほたるが茄子さんに対し感じた感謝の気持ち、今の気持ち』を歌ったように
2番は『茄子さんがほたるに対し感じた事、してあげたい事』を歌ったように感じました。

個人的にはミス・フォーチュンでの楽曲が欲しいと思っていたのですが、まさかこんなに早く既存曲で『ミス・フォーチュンの楽曲になりえる曲』を披露されるとは思っていませんでした。

2日目は『谷の底で咲く花は』『君への詩』『キミのそばでずっと』
という構成になったのですが

ほたるとして初めて大きな舞台で歌った『谷の底で咲く花は』を私はトロちゃんの後姿を終始見る形で観ていました。
この光景が逆にエモさを引き立たせる効果がありました。
1番から歌声が涙交じりになっていたと記憶しています。
正直な話、歌っている最中にここまで「がんばれ」と応援したくなった歌唱は初めてです。

『君への詩』にはらなちゃはいませんでしたが茄子さんの楽曲でもあるので6thの事を思い出しながら聞いていました。


そして2日目の『キミのそばでずっと』
初日は座席の関係上トロちゃん側だったのですが、2日目はらなちゃ側で観る形となりました。

初日と感じる物が全く違うんです。
ほたるのソロの後に茄子さんが参加していた曲、そしてミス・フォーチュンというユニットでの披露
この流れが感じ方を別物に変えたのだと思っています。

最初は階段に座っての歌唱でしたが途中から階段を降りステージ中央で並んで歌うのですが
2日目のトロちゃんはらなちゃを観た瞬間に泣き出してしまいました。
そんなトロちゃんをやさしい笑顔で見ながら歌うらなちゃの姿に感動し私も涙を流しました。

ほたるならあの場面で泣くかもしれない。
茄子さんなら笑顔で受け止めてくれる。
あそこにいたのは間違いなくミス・フォーチュンでした。

2日目のMCでらなちゃが『茄子さんならあの場面では泣かないし、自分も先輩になったから』と言って涙を堪えたと言いつつ思い出して泣いてしまった場面がありましたが、私はここで泣いてくれた事が非常に嬉しかったです。
茄子さんを大切に想ってくれていることはTwitterなどでの言葉で重々承知しているつもりでしたが、らなちゃ自身の言葉でそれを直に聞けた事が今回のライブで最も嬉しかった事です。

今回の公演のみの出演となる方はらなちゃやトロちゃんだけでなく、ちよちーやらりちゃん、さーやん、しのしー、あしゃかさん、神ちゃん、伊達ちゃん、なっぴー、miroirの双子役のリカチマルにひーちゃんと大勢いますが、その挨拶の中で印象に残っているのがらなちゃを含めた複数名が言った『〇〇はこういうところでは泣かないから』という言葉。
この言葉の後には必ずと言っていいほど涙を流しながら言葉を続けてくれるのですが、今回らなちゃがそういう場面を見せてくれた事でこの言葉の感じ方が変わりました。

過去1stからこの言葉で涙を流した方は沢山います。
でも私は『良い事言うな』程度で留まっていました。

しかし、今回は違います。
私自身が担当としている鷹富士茄子役の森下来奈さんがこの言葉を発し涙した事で意味が変わったんです。
らなちゃが『茄子さんならあの場面では泣かない』と言いつつ涙を流してくれた事で
『そのキャラを本当に大事に想ってくれている』事の証明だと改めて気づかせてくれました。

泣いてくれる程本気だった事に気づけるって担当Pからすれば感謝以外の言葉が見つからない姿なんですよね。

勿論、泣かないから本気じゃないって意味でもないです。
そういう方は終始笑顔ですし、それは心から楽しんでライブに参加してくれているからこそだと思ってるのでそれもまた良いんです。


今回のライブではいくつかの見どころがあったと感じます。
私はその中で
・miroir
・セクシーギャルズ
・ミス・フォーチュン
この3組の印象が強いです。


賛否両論ありつつも声と曲ありきで参入し、相当なプレッシャーがあった筈なのにそれらに負けず見事に久川姉妹としてやり切ったmiroir

告知なしのサプライズとして新曲を引っさげて出てきたセクシーギャルズ

ユニット曲があるわけではないのにユニット曲の様に『キミのそばでずっと』を歌ってくれたミス・フォーチュン

ここだけでもかなりの破壊力がありました。
というか、この2日間は今までのライブにも勝るほど私には供給過多で現時点で過去最高レベルのライブになっているほどです。

昨年私はライブに感想のMCが無かった事に不満の言葉を漏らしました。
今回もシンデレラガールズ劇場としての寸劇を交えての公演となりましたが下手に作られた台本で感想述べさせるよりは私は今回の形式の方が好きです。
後半の挨拶で初披露となった曲を歌ったキャストにちゃんと話を振っていましたし、2日目には今回の公演のみになるキャストにきちんと挨拶を話す時間をくれました。
それにより、らなちゃの本音の部分を生の声で聴くことが出来た事が私にとって大きな事でした。
人数も楽曲も増えておりMCをやる時間も一人一人に挨拶を述べさせる時間も作れなくなっているのもまた事実です。
ですが、今回のやり方が今後のスタンダードになるならそれはそれでいいと思えたのは大きいと感じます。


私は今回の東名阪ライブは幕張公演のみが現地に参加できるライブです。
以降の名古屋と大阪の公演はライブビューイングでの参加となる予定です。
しかし、現地には参加できなくとも幕張公演で現地参加できたのは本当に良かったですし、この後の名古屋、大阪のライブで現地参加できないのが確定であっても恐らく悔しさが無いのではないかと思います。
それだけ得る物が多かった2日間でした。

今回の感想はとにかく早く書きたかったのでいつもよりは比較的早めに書きましたが、7thはまだ始まったばかりです。
次の名古屋公演はまだ期間が空きますがどのような光景を見せてくれるのか。
今まで見た事があるような光景も幕張公演を経て感じ方が変わったと思いますので今から楽しみでなりません。

それでは、今回の感想はここらで締めとしたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

名古屋、大阪も楽しみましょう!