不登校その2
の続きになります



長男が「きつくて学校行けない」
と言った時
私は「やっぱりもう無理かも…」
そう思いました



その日はとりあえずすんなり
学校を休ませることにしました



症状を聞くと頭痛と倦怠感



2日ほど様子を見ましたが
改善されませんでした



すこし前に脳神経内科で検査をし
脳に異常がなかった為
片頭痛の薬をもらいましたが
効果は無く


片頭痛の薬は
片頭痛にしか効果がなく
別の原因の頭痛には
効かないそうなので
長男の頭痛は別に原因がある…



どうしたものかと暫く悩み
私は母(実母)へ電話します



その時に初めて
この4ヶ月間の長男の状態を話しました



息子はアレルギー性鼻炎があります



もしかしたら鼻炎からの頭痛かも?
耳鼻科へ行ってみたら?
と言う母のアドバイスで
耳鼻科へ行くことにしました



耳鼻科での診断は
「慢性上咽頭炎」



初めて聞いた疾患名でした



上咽頭炎は文字通り
咽頭の上側が
炎症を起こしている状態で
自律神経と密接に
関係しているそうです



ちなみに急性上咽頭炎は
いわゆる風邪のことだそうです



風邪のことを
急性上気道炎と言いますが
上気道の中の上咽頭が
炎症を起こしていると
上咽頭炎となるようです



その耳鼻科の先生がおっしゃるには
コロナの後遺症で
頭痛、倦怠感などが起こるのは
上咽頭炎が原因だそうです



これだ!
私は原因がわかりほっとしました



これを治したら
また元気に学校へ通える!



この耳鼻科で3カ所目の病院



ようやく辿り着けたと
安堵しました



治療は細長い器具の先に
塩化亜鉛を吹きかけ
それを上咽頭に直接塗ります



Bスポット療法と言うようですが
かなり染みて激痛だそうで
長男も顔をしかめて辛そうでした



抗生剤と漢方薬の葛根湯
点鼻薬をもらい帰りました



それから2週間に1度通うようになります



しかし葛根湯が嫌だと言って
きちんと薬を飲まない長男



早く元気になって
学校へ通いたいと思うなら
苦手でも我慢して飲まないと!
甘えたこと言わないの!



学校へ行きたくないから
苦手と言ってわざと飲まないのか?
サボりやなまけなのでは?
と疑うようになります



中学2年生
反抗期真っ只中の長男



私に頭ごなしに叱られて
面白く無かったのもあったのかな💦



結局2ヶ月ほど通いましたが
辛い治療を頑張っているにも関わらず
良くなる実感を感じられないことで
その耳鼻科へは行かなくなりました




Bスポット療法は完治までに
かなり時間がかかるようですね




もう少し頑張っていれば良かったかな?
と考えた時期もありましたが
長男の場合は本当の原因は
別のところにありました




原因が分かるのは
まだずっとずっと後のことですが




この時の長男の状態は
頭痛や倦怠感はあるものの
ずっと横になっている訳でもなく
普通にリビングで過ごしたり
家族と会話をしたりと
無理すれば学校へ行けるような
そんな感じに見えました



なので余計に
サボりやなまけという疑いを
拭うことができず
私はこの先暫くは
長男に疑いの気持ちを持ったまま
接してしまいます



そのせいで親でさえ
言ってはいけない言葉を
長男に何度も言って
苦しめてしまいます